オーストラリア・カナダに住んで感じた日本との違い〜会社、休暇に関する考え方〜

日本は便利すぎる・日本人は働きすぎ

 

日本に行ったことがある外国人の方とお話しをすると必ず「日本は便利過ぎる」と言われます。

道を歩けば品揃え抜群のコンビニがあり、しかも24時間営業。電車は常に正確に運行されていますし、スーパーマーケットやデパートも夜遅くまで営業しています。お腹が減ったら吉野家、すき屋に行けば24時間いつでも低価格で食事ができますよね。

この他にも例を挙げたらきりがないでしょう。日本は他の国と比べても便利。これはまぎれもなく事実です。

一方、現在住んでいるオーストラリアはどうでしょうか?

シドニーやブリズベンのような大都市では24時間営業のコンビニは多少あると思いますが、田舎に行くとコンビニ自体ありません。外食すると$30なんてすぐになくなるし、店は夕方6時には閉まります。

これだけ聞くと、日本の方が住みやすそうと感じる人が多いでしょう。実際にどこが住みやすいかというのは人それぞれ考え方も違うし一概には言えません。今回は僕がオーストラリア・カナダで働いて感じた日本との違いをまとめていきたいと思います。

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1・外国人が多い

僕もオーストラリアでは「外国人」です。オーストラリアやカナダでは外国人のいない職場を見つけるのは非常に難しいです。もちろん、カナダ人やイギリス人などの英語圏の人もいますが、ヨーロッパ、アジア等の非英語圏の人達もたくさん働いています。賃金が高くて英語圏というのが影響しているのかもしれません。

日本では外国人が働いている職場を探すのが難しいでしょう。難しいというのは言い過ぎかもしれませんが割合で見てみると圧倒的に日本人のみの会社が多いのではないでしょうか。賃金は他の国と比べるとオーストラリアほどではありませんが高い方です。しかし、日本語ができないと働くのが非常に難しいというのが影響しているのでは?と思います。

 

2・気軽に仕事を辞める

僕は今の職場に就職して8ヶ月。スタッフは肩書きのある人を除いて全部で30人くらいいるのですが、僕はその中で5番目に長く勤めています。

これだけ聞くと、「入れ替わりが激しいな・・・」「そんなにそこの職場はキツいのか?」と思うかもしれませんが、そんな事はありません。

辞める理由として[su_list]

  • 違う街、国に住みたくなった
  • 長旅がしたくなった
  • 他に高い賃金の職場を見つけた
  • 疲れた。少し休みたい
  • 職場が気に入らない
[/su_list]

というものです。一定の割合で職場が気に入らないという理由で辞める人はいます。そもそもみんなに気に入られる職場というのはかなりレアですよね。

オーストラリアでは転職は日常茶飯事です。「日本人は一つの会社で40年働くって聞いたけど何で?」と聞かれた事もあります。それだけ日本の終身雇用制度というシステムはレアなのでしょう。僕はこの質問をされた時には「日本人にとって会社は家族なんだよ!」と答えます。カナダもオーストラリアほどではありませんが、転職というのはよく聞きましたね。

日本人は就職すると同時に忠誠心を誓うような感じがありますよね。僕も日本で4ヶ月だけサラリーマンをしていたのですが、よく「会社は家族」と言われました。日本では会社というのは人生の一部のような存在としてとらえている人が多いのかもしれません。これが影響してか低賃金長時間労働を押し付けるブラック企業と言われる会社が多いのかもしれませんね。あとは新卒採用という制度も影響していると思います。

一方、オーストラリアでは会社に勤めるというのはお金を稼ぐという目的以外にありません。従業員には忠誠心のかけらもありません。なので、気に入らなければすぐに辞めます。仮に低賃金長時間労働を押し付けたらどうなるでしょうか?みんなすぐに辞めると思いますよ?なので、オーストラリアにブラック企業とよばれるものは基本的にないと思います。あったとしても、アジア人ばかりを雇っている会社くらいです。日本食レストランなんかは最低賃金の半分以下で働かされる所もあるみたいです。

 

3・職場に育成するという考えがない。常に随時採用で即戦力を募集する

オーストラリア、カナダでは新卒一括採用というものはありません。基本的に即戦力を随時採用します。それじゃ何も経験のない人は就職が難しいでしょ?と思う方がいますが、その通りです。非常に難しいです。皿洗いやハウスキーパー、スーパーのレジ係ですら基本的に経験者を採用します。経験者の募集がない時に初めて未経験者を採用します。しかし、出来が悪いとすぐにクビになります。日本と違い、こちらでは完全実力主義です。仕事のできない人には容赦しません。

逆に、手放したくない人にはすぐに賃金を上乗せします。辞めて欲しくないからです。オーストラリアで働こうと思ったらまずは何かしらの技術を身に付けるべきでしょう。

日本では新卒一括採用という枠で何一つスキルを持たない若者が会社に就職し、会社の中で色々学んでいきます。会社も一つの学校のような感じでしょうか。大学で何かしらスキルを身につけなくても会社に就職して学べば何とかなります。大学は人生の夏休みと言われる所以はここにあるかもしれません。

もちろん、大学で色々学んでスキルを身に付けた人は就職の際に幅が広がるでしょう。一つ言える事は、オーストラリアやカナダでは日本と違いスキルがないと就職するのは非常に難しいです。ここが日本と決定的に違う所です。

 

4・副業を認める・認めない以前に関与しない

僕が今まで働いたオーストラリア・カナダの職場では副業に関して特にこれといった規制はありません。日本であれば原則副業は禁止というような所が多いと思います。今では少しずつ副業を認める会社も出てきているそうですが。原則副業禁止というのには、残業を前提としていたりというものがあるかもしれません。

一方、オーストラリア・カナダではどうでしょうか?一部の職種では副業に関する規定はあると思いますがそれは特殊な例でしょう。普段は、各会社に支障がなければ問題ないというスタンスです。会社で働いている時間以外の事には関与しません。そういったスタイルです。

少し話が変わりますが、僕がカナダで働いていた頃に掛け持ちでレストランとホテルで働いていました。そして、そのレストランとホテルの大元は同じ会社でした。すると、ある日政府からマネージャーに通達があったそうです。

カナダのアルバータ州では基本的に2週間で88時間を超える労働を認めていません。(一つの会社元で)二週間で88時間を超える分の給料は繰り越しになります。そして、次回以降の給料で88時間を下回っていたらそれに超過分を加えるといた形で補います。僕は明らかに88時間を超えていたので政府から通達が来たそうです。これがきっかけでホテル、レストランのどちらかを辞めなければなりませんでした。

しかし、これは同じ会社だったからという理由なので、結局僕は朝働いていたホテルを別の会社のレストランに変えました。

カナダでもオーストラリアでも副業は一般的です。こちらではダブルワークと言われています。まとまったお金が必要な人が短期間だけ掛け持ちで働いたりなんて事をしています。そもそも転職が一般的な環境なのでこちらでは副業に対してあれこれ口を出す発想すらないかもしれません。

 

5・バケーションは絶対

オーストラリア、カナダどちらもバケーションと呼ばれる長期休暇があります。基本的に一ヶ月ですが、人によっては二ヶ月取る人もいます。彼らにとってバケーションはなくてはならなないものです。

特にオーストラリアでは採用面接の際に以後半年以内にバケーションを取る予定があるかどうか聞かれる事もあります。なので、入社して2ヶ月目で一ヶ月のバケーションに入るなんて事もよくあります。

日本はどうでしょうか。まず長期休みといっても一週間前後でしょう。そして、会社から休みを指定される場合がほとんどですね?有給休暇という制度は会社によっては問題なく使えますが、有給すらまともに消化出来ない会社もたくさんあります。

休暇に関しては日本と全く考え方が違います。バケーションが取れないなんて会社に言われたら彼らはその場で会社を辞めると思います。上記でも書きましたが、彼らは会社に対する忠誠心というものはかけらもありません。それくらい彼らに取ってバケーションは大事なものです。

 

6・上下関係はあまり存在しない

どの職場にも、オーナー・マネージャー・スーパーバイザーなどの肩書きを持つ人がいます。日本で言えば社長・部長・課長という肩書きでしょう。日本であればやはり肩書きが上の人に対して何か距離を感じてしまう事が多いような気がします。肩書きが上の人は人間的にも優れているようなそんな錯覚をしてしまうのが日本での会社組織で感じた事です。

肩書きが上の人には飲み会等で色々気を使うなんてことはよくある事です。

こちらでは、オーナーはオーナーというポジション。マネージャーはマネージャーというポジション。スーパーバイザーはスーパーバイザーというポジションとして働いているという感じです。確かにポジションのランクとしては

オーナー>マネージャー>スーパーバイザー>スタッフ

なのですが、あくまでも各肩書きのポジションを全うしているというだけでそこに上下関係というものはありません。なので、非常に気がラクです。

 

いかがでしたか?国が変われば文化や考え方も異なってきます。「郷に入れば剛に従え」という言葉があるように、もし海外で生活する機会があれば一度彼らのライフスタイル、考え方をマネてみるのも良いと思います。それを機にまた色々と感じる事が出てくるでしょう。世の中には無限の生き方があります。どの生き方が良いかそれぞれ各自で模索してみてはいかがですか?