オーストラリア・マイニングの街「カラサ」はマジで稼げる!今回は給料明細を公開することにした。

僕が今住んでいる街「カラサ」は天然資源が豊富にあり、それを採掘する「マイニング」と呼ばれる仕事が有名です。現場で働く人はもちろん、その現場で働く人をお世話する仕事もあるんですね。

スクリーンショット 2016-07-01 20.10.33

 

今回は「たくさん貯金を作りたい!」という人に向けて、カラサで本気出して働いたらどれくらい稼げるの?という疑問に答えるために給料明細を公開することにしました。

 

<スポンサーリンク>

稼ぐのであれば掛け持ちは必須

お金を稼ぐのに手っ取り早いのは高時給の職場で長時間働く。これに限ります。もちろん高時給の職場で働けたらいいんですけど、それが無理なら長時間働くことができる環境を作りましょう。

例えば時給30ドルの仕事を見つけたとしても週30時間しか働けないのであれば30ドル×30時間=900ドル

時給25ドルの仕事で週40時間働けるのであれば25ドル×40時間=1000ドル

結局、時給25ドルで週40時間働いたほうが稼げるんですよ。高時給に目がくらむ気持ちもわかるんですけど、長時間働けないのであれば意味ないです。

ただ、一つの職場で長時間働けるところってあったりなかったりします。そこで掛け持ちをするという手段が生まれるんですよね。

例えば一つの職場で週30時間しか働けなくても、週30時間働ける職場をもう一つ見つけたら週60時間。そして両方とも時給25ドルだったら25ドル×60時間=1500ドル

稼ぐのが目的なら別に自由時間とかいらないですよね?起きてる時間はひたすら働きましょう。生活は寝るか働くかの2択です。

 

給料明細を大公開!

僕は朝晩掛け持ちをして働いてました。朝はマイニングサイトの寮でハウスキーパーorキッチンハンド、夜はレストランでキッチンハンドです。

朝の職場「マイニングサイトの寮」

2015/12/14~27の2週間分の明細です。

PaySlip1214-1227_pdf

 

朝の職場では普段週50時間〜60時間働いてるんですけど、この時は忙しくてヘルプも頼まれたりしたので平均で週67時間働いてました。時給は一律24ドルです。

税込で約3200ドル。手取りで約2400ドル。週1200ドルの手取りになります。

 

 

夜の職場「レストラン」

2015/12/7~2015/12/20の2週間分の明細です。

paySlip1207-1220_pdf

 

夜の職場では普段から週25〜35時間働けていたので、この期間は少なめです。時給は平日23ドル、土日は27.5ドル。

税込で約1000ドル。手取りで約900ドル。週450ドルの手取りです。

 

朝と夜の職場の合計

朝と夜の職場はともに2週間払いなんですけど、給料日が1週間ずれていたので厳密に同じ期間の給料を合計することはできません。上記で公開した朝の職場の2015/12/14~27と夜の職場の2015/12/7~20の期間を合計して週あたりの収入を出していきますね。

朝の職場は手取りで週1200ドル、夜は450ドル。週1650ドルになります。

税込だと朝は週1600ドル、夜は500ドル。週2100ドルになります。

実際は時間の前後もありますが僕の場合は税込で週2000ドル前後の収入が平均でした。

労働時間は朝の職場で約135時間、夜の職場で約40時間。合わせて175時間。(2週間)というわけで週87.5時間労働です。1週間って168時間なので、約半分。最初は大変ですけど、慣れたらなんとかなります。

普段は朝の職場で週50〜60時間、夜の職場で週20〜35時間働けていたので、大体週80時間以上は働いてました。これだけ働くと税込で週2000ドル程度は稼ぐことができます。

貯金のペースとしては週1000〜1500ドル程度。月5000ドルペースで貯金しています。僕はあまり切り詰めていないのですが、節約すればもっとハイペースで貯金できるでしょう。

 

その他のカラサ事情

カラサは賃金が高い分物価も高いです。ちなみに僕の職場はカラサでは「低賃金」に部類します。ここでマイニングジョブに従事すると最低でも時給45ドル程度はもらえるので。

ちなみにマイニングサイトやコンストラクション(建築現場)のクリーナーでも時給30ドル。洗車の仕事で時給27ドル前後です。これは友達(ワーホリ)が働いていてました。

同じキッチンハンドやハウスキーパーでも時給30ドルほどもらえる職場もあります。詳しくは出稼ぎワーホリ必見!時給45ドルで働ける高収入マイニングジョブマニュアル in Karrathaに書いてるのでのぞいてみてください。

カラサの物価ですが、はっきり言って高いです。パースから来た人が「ここは高すぎる!」と口を揃えて言うくらいなので。シェアハウスもあまりないですし、あっても一人部屋で週250ドルとかザラです。というのも、カラサはオージーが本気で出稼ぎに来る場所なのでバックパッカーが泊まるような安宿もなければシェアハウスも少ないです。※ドミトリーで一泊40ドル?の宿があるという話を聞きました。

ここでは基本的に不動産屋から家を借りる。もしくは職場のアコモデーションに住むのが一般的です。僕自身も現在不動産から直接家を借りています。一戸建てで週325ドル。そして、何人かシェアメイトを募集して一緒に住んでるので、実質家賃はタダです。

シェアハウスはクローズドで募集している場合が多いです。例えば僕が運営するシェアハウスもこのWebサイトに記載した2つの記事でしか募集をかけていません。

他にも台湾人の場合は中国語でしか募集をかけていない場合もあります。後は口コミのみの場合も多いです。僕の場合は最初週260ドルの一人部屋をガムツリーで見つけて、あらかじめ押さえてからカラサに来ました。その後は紹介でフランス人ワーホリが運営するシェアハウスに移動しました。

しばらくして職場の同僚のフィリピン人が安く1人部屋を貸してくれるということでそこに移り、そのまま家を引き継いだといった感じです。

また、マイニングサイトで働く人はFIFOが多いです。

FIFOというのはカラサの場合パースを拠点にして2週間ぶっ続けで働いた後にパースに戻って1週間オフ。その後にまた2週間ぶっ続けで働いてまた1週間オフ。こんな感じで仕事期間だけカラサに滞在する働き方のことを言います。

実際には3週間、1か月といった期間の人もいます。実際に寮で働いてる人の話を聞くと、パースーカラサの区間の交通費、寮の滞在費は会社持ちです。そして、オフの期間はパースからそのまま自費でインドネシアのバリまで飛んでそこで休暇を過ごす人も多いそうです。

そのFIFOで働いてる人がカラサで滞在する間に寝泊まりする宿が「マイニングサイトの寮」になります。僕はその寮で働いています。

朝の職場でお客さんから聞いた話ですけど、祝日に働いていた人が元々時給60ドルに加えてトリプルペイでその日は時給180ドルだったという話も過去にありました。アンザックデーの時です。そしていつものように12時間働いたのこと。その1日で2160ドルですよ。時給24ドルがバカらしくなるレベルです・・・

 

カラサで働くのに必要なもの

カラサで働くのに必要なものはいくつかあります。週給2000ドルの僕がオーストラリアにお金を稼ぎに行く人に伝えたい。〜出稼ぎワーホリの人が肝に銘じてほしい10個の心得〜でも触れているので合わせて読んでみてください。

車かバイク

カラサで仕事を探す、職場までの通勤で必須になります。それに生活する上で必要でしょう。採用条件で車の所持が必須の場所もあります。

 

意思疎通が取れる程度の英語力

上記でも述べましたが、カラサはオージーが本気で出稼ぎに来る場所です。英語が母国語でない外国人と話すことに慣れていない人が圧倒的に多く、会話の際も全く手加減してくれない場合がほとんどです。もちろん、中には単語を選んで手加減してくれる人もいますけど。

ここで働いてる外国人で英語ができない人はほとんどいないと言い切っていいでしょう。なので、僕の職場でもありましたが、英語力が原因で不採用だったりクビになる人も多いです。

それに、マイニングサイトの寮は敷地がものすごく広いので、ハウスキーパーの場合はオフィスや同僚、マネージャーとのやりとりに電話を使います。電話で意思疎通が取れないと続けるのは難しいでしょう。

 

多めの軍資金

カラサは物価が非常に高いです。仕事が見つかれば貯金があっという間に増えていきますが、仕事がないとあっという間に貯蓄が底をつきます。

 

経験

カラサに限らず仕事の経験がある人は採用されやすいです。特にカラサはその傾向が顕著です。僕の場合は以前にカナダで働いてた時もキッチンハンドとハウスキーパーをやっていましたし、日本でも大学時代に同様の仕事をしていました。なので、採用されやすい立場にあったと思います。

経験がないと全く採用されないかといえばそうではないですけど、カラサで「経験なし」は立場として非常に厳しいです。

 

カラサではワーホリでも1雇用主の元で半年以上働くことができる

これはカラサに限ったことではありませんが、2015年11月にワーホリのルールが一部で変更になりました。オーストラリア北部の一部エリアにて条件付きで6ヶ月ルールが解除されたというお話です。詳しくは【決定版】オーストラリア・ワーホリ6ヶ月ルールの一部制限解除についてにて対象地域、対象の職種などをまとめているのでのぞいてみてください。

 

ワーホリ必見のWebサイト

僕もこうやってWebサイトを運営しているので、他の人が運営してるWebサイトも時々チェックしています。その中でも目を通しておいて損はないWebサイトをいくつか紹介したいと思います。

引きこもりがちなアラサーがオーストラリアで出稼ぎしてみた

このWebサイトの運営者omiさんは現在ブリズベン近郊のチキンファークトリーで働いてるみたいですね。

気になる時給ですが

モーニングシフトは$25、アフタヌーンシフトは$30です。

なのでアフタヌーンはかなり人気で競争率がすごいです。
働き始めて16週間後にはレベルアップと言って、全員ここから時給が更に約$3アップします。残業をした場合は時給が更に約$6アップします。たまに土曜日に出勤すれば時給は$35を超えます。物凄く高いです。

引用:http://omi-blog.com/about_chickenfactory2/

大都市近郊でこの時給はかなりの高待遇でしょう。参考になる記事があるので参考にしてみてください。今月からWebサイトの運営を始めたようなのでミートファクトリーで働きたい人はこれからも注目しておくべきですね。

職種自体はセカンド対象ですけど、ブリズベン近郊ってセカンドビザ取れるんですかね・・・?気になる人は直接omiさんに問い合わせをしてみましょう!

 

 

なちブ〜living freely〜

僕が普段からよく参考にしているWebサイトです。最近投稿された記事でワーホリメーカーに是非読んで欲しい記事を見つけたので紹介したいと思います。

日本であろうが海外であろうが、仕事で必要とされる人材は同じ。

時間を守る
できるだけ早く終わらせるように努める
余裕があれば、周りを助ける
常に先のことを考えて行動する
つまり、日本で当たり前のことをやればいいだけです。

日本での社会人経験がある人であれば、

誰でも持っている責任感。

それさえあれば海外でも十分に働けます。

僕が特別だったわけではありません。

 

僕が記事で口すっぱく書いてることがあるんですけど、職場のオーナーが求めているのはきちんと仕事をこなしてくれる人なんですよね。

よくワーホリメーカーでありがちな「ローカルの英語環境で働いて英語力を磨く」と言ってる人。職場は語学学校ではないんですよ。そんなことよりも、その職場で貢献できるように責任持って働いてください。

なちブ〜living freely〜

 

にしむログ

このWebサイトの運営者である西村さんはオーストラリアでワーホリをした後にカナダでワーホリをした方です。僕と真逆ですね。西村さんはSecond Cupというカナダでは有名なチェーン店のカフェでワーホリながらシフトマネージャーまで上り詰めたツワモノです。

現在は更新されていないんですけど、その中でもぜひワーホリメーカーに読んで欲しい記事があったので紹介します。

これは西村さんがカナダでワーホリを終えてから感じたことを総括してる記事です。

初めは特にキツイ。英語が話せないのに英語環境に飛び込まなければいけません。
失敗の連続ですし、めっちゃ傷つきます。
そして何よりつらいのが、「迷惑掛けてるんじゃないか?」って思うことなんですよね。

僕はずっと思っていました。
「このカフェに迷惑しかかけていないんじゃないか?」って。

僕の英語力のせいでスタッフにもお客さんにも迷惑掛けているんじゃないか?
代わりに別のスタッフを雇った方がよかったんじゃないか?

弱気になること何度もありました。
実際にたくさん迷惑かけたと思います。
それが本当につらかったです。

結局ワーホリって自分次第の部分が大半なんですね。ワーホリそのものは就労可能な長期滞在ビザというだけなので。そんな中で西村さんは「語学向上」を目的に自身で様々な目標を設定してカナダで過ごす様子がこのWebサイトを見ていると伝わります。

にしむログ

 

まとめ

カラサでは本気で働けばワーホリでも週2000ドルは稼げます。そのかわり、体力的にはキツイです。英語での意思疎通は必須です。車も必須ですし、物価も高い。シェアハウスを見つけることすら難しいです。街自体は何もない労働者の街なのでつまらないです。

そんな環境下なので心が折れることも多々ありますが、「稼ぐ」ことに特化するのであれば間違いなくカラサでの滞在をオススメします!