ワーホリ中の僕が遭遇した「ワーホリメーカーはぜひ反面教師にしてほしい」とある男性のお話

オーストラリア・シドニーで出会ったとある日本人男性についてのお話です。ワーホリで海外に行く人って、いろいろな背景を持っていて話していると面白いことが多いんですよね。そして、来る前には何かしら葛藤を抱えていた人も多いです。特に会社を辞めてきた人。

今回紹介するのは、僕が今まで出会った日本人ワーホリメーカーでぜひ反面教師にするべき人だと感じた方です。彼のようにワーホリ生活を過ごすとただの無駄な時間を過ごすことになります。

ぜひ、反面教師にしてください。それではいってみましょう!

 

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何一つ自分のことが出来ない30歳男性(Hさん)

彼とはシドニーで出会いました。きっかけは、安い総菜屋のような店(トラトラという日本の会社が入ってるビルの地下)で話しかけられたことです。

「俺ね、マジで何にもできないから!」「いつもみんなに飽きられるんだよ!」

こんな言葉を連発する人だったんですね。それに、常にマシンガントークで自分の友達の自慢話ばかりするので自分に自信がない人なんだろなぁ〜とは思っていました。

 

一緒にファームに行くことになってしまった

そんなHさんとはファームに一緒に行くことになってしまったんですね。僕自身がマイステージが紹介しているチェリーピッキングに参加するためでした。冗談で一緒に行こうよ!とは言いましたけど、まさかって感じでしたね。

留学エージェント「マイステージ」が紹介するチェリーピッキングに参加したら大惨事にあったので全て暴露することにした。

2016.06.20

 

ある時、彼から電話がかかってきたんですよ。

「俺、りょー(僕)が参加するチェリーピッキングに行こうと思う」

「りょーと一緒だと楽だし」

「俺、英語も何にもできないから頼る人が必要なんだよ」

 

彼は僕に頼る気満々だったんですね。そもそも彼はすでにオーストラリアにいる友達をアテにしたみたいなんですけど、その友達が諸事情で帰国したそうです。でもビザは取ってしまった。仕事もすでに辞めてしまった。んじゃ行こう!こんな感じでオーストラリアに来たそうです。そして、誰か頼る人を探していて捕まったのが僕ということです。

 

Hさんの仕事を始めるための準備をすることになった

Hさんがファームの仕事を申し込むということで、マイステージのオフィスに一緒に行きました。

H:「俺、銀行口座もタックスファイルナンバー(これがないと働けない)も作ってないんですけど」「英語は全くできないです」

マ:「えっ?今すぐ作って。タックスファイルナンバーはここで申請してあげるから。」「そこの君、英語いける?銀行口座作るの手伝ってあげて!」

僕:「えっ・・・あ、はい・・・」

 

こんな感じの流れになってしまったので、僕がHさんと一緒に銀行に行き、銀行口座を作りました。

銀:「1週間以内に暗証番号を自分で決めてオンラインで申請しておいてください」

僕:「わかりました」

 

このことをHさんに日本語ではっきりと伝えたのに、彼は何もしておらず銀行口座は凍結されました。凍結解除手続きを1ヶ月後に僕がやりました。

 

Hさんは自炊もできなかった

無事にファームの仕事が始まり、食事の時間の時のお話。キャンプサイトなので当然自炊です。

「ごはん炊いといて」

「ごはんってどうやって炊くの」

「はぁ?」

「全部親がやってたから・・・」

 

Hさんは自炊もできなかったんですね。結局、食事に関してはもう一人一緒に参加していた日本人が毎日彼の分も作っていました。

英語の通訳は僕、食事など身の回りの世話はもう一人の日本人に任せるといったスタンスを取るようになってきたんですよ。この時から「さすがにこいつヤバイな・・・」と思い始めました。仕事中の通訳なんてただの迷惑ですからね。チェリーピッキングって歩合制ですし。

 

「俺がいたからお前はなんとかなった」とHさんに言われた

マイステージのファームジョブではセカンドビザが取れないということで、3人で車をシェアで買いました。その際に車が買えたのはHさんのみ。僕はこの時カナダのライセンスから切り替えていなかったので、車を買えなかったんですね。

なので、名義をHさんにして車を買いました。たしかに彼がいないとこの時は車が買えませんでした。だからといって全てがHさんのおかげでなんとかなったわけではないんですよ。

でも、彼は勘違いしていたようで、「俺がいたからお前は何とかなったんだ」なんて発言を言い合いになった時に僕に言ってきたんですね。もうこいつダメだと思いました。別に車が全てじゃないし、車がなかったところで選択肢はいくらでもありました。

 

仕事探しも他人まかせ

1月からマンダリンの間引きが始まったんですけど、1ヶ月で終わってしまったんですね。というより、2ヶ月間のオフ。

「これはマズい!」

こう思った僕はあらゆる方向から情報を集めては仕事を探しに行くんですけど、Hさんはというと

「次の仕事見つかった?」

もう他人事ですからね。彼とこれ以上いっしょに過ごしたら俺がダメになる。というわけで彼とは縁を切りました。

 

その後のHさん

僕のところから出て行った(というより追い出した)彼はたまたまGayndah内に面倒見のいい日本人女性と日本語が流暢な韓国人男性に拾われる形で、彼らと一緒に過ごしていたそうです。

僕はその韓国人男性とは面識があったんですけど、女性とは面識がほとんどありませんでした。Hさんはその日本人女性に何を言ったのか知らないですけど、僕のことをボロクソに罵倒してきましたね。知らない人に面前で意味もわからず怒鳴られたのは初めてでした。

一方の言い分だけ聞いて全てを判断するのは不公平だし、判断材料としては不充分です。そもそも、僕がHさんを養わないといけない義務はないですから。それに、全く関係のない第三者に言われる筋合いはないです。

これから先関わることもないですし、その女性とはそもそもこれまでほとんど関わりがなかったので、特に気にすることもなかったんですけどね。

 

Hさんの良いところ

ディスるばかりだとただの悪口になってしまうので、彼の良いところも紹介しておきます。一言で言えばムードメーカー的な存在でした。友達としてであれば別にただ一緒にいて飽きないやつだったんでしょうけどね。

行動を共にするって、お互いに協力し合わないと成り立たないんですね。一方が与えるだけの環境って絶対に成り立たないんですよ。今回は、その点でトラブルになってしまいました。

 

「助け合い」ってのはお互いに助け合うことです

「助け合い」って、お互いに助け合うって意味であって片方が一方的に助けるのは助け合いではなく、寄生してるだけです。ワーホリでオーストラリアに来てる日本人の中でも、こうして自立してない人に限って「助け合い」という言葉を間違って理解してるのか、都合よく言ってるのかわからないけど、悪用してる人が多い印象がありました。

「やっぱお互い助け会わなきゃー」「助け合いって大事だよねぇ〜」なんて言うくせに自分は助けてもらうだけみたいな。こういったクズと関わるとロクなことないです。

 

まとめ

そもそものお話ですけど、オーストラリアで過ごすとなると英語は使うなんて分かりきったことだし、一人で行くんだから自炊するだろうって予想はつくはずです。

英語はできない、自炊もできない。実際にこんな状態でオーストラリアに来る人はたくさんいるでしょう。

Hさんに何が足りなかったのかというと、自分でやろうとする意志です。自炊なんてクックパッド見ればある程度できるし。実際、ググればある程度のことは調べられるはずです。

英語だって、最初は誰もできないんですよ。そこで、わからなかった表現を自分で調べてどんどん知識として身につけていく過程があって、やっと英語で意思疎通が取れるようになるんですよ。

だから、何もかも人に頼ろうとする姿勢は自分にとって何一つ利益にならないし、頼られる側は大迷惑です。

彼は「結局、何事もなんとかなるんだよ」って豪語してましたけど、周りがなんとかしていただけで、自身でなんとかしていたわけではないです。周りから常に助けられるってのもある意味才能だとは思うんですけど、僕はそんなヒモみたいな人とは関わりたくないですね。

ワーホリ前の皆さん。Hさんのように何もかもを人を頼って過ごそうとするのはやめてください。本当に自分のためにならないし「何のために来たの?」ってなりますよ?そして、頼られる側からしてみれば本当に大迷惑です。