ブラック企業を4ヶ月で辞めたけど、もっと詳しく知りたい?

今回は僕が日本で働いていた頃のお話。

僕は農業系の大学を卒業した後に新卒で札幌に本社がある会社に入社しました。とは言ってもたった4ヶ月ですけど。僕は新卒4ヶ月で会社を辞めました。

そもそも僕自身会社員は向いてないだろうなぁ〜というのはあったんですけど、まさかすぐに辞めることはないだろうと。それに僕が入社した会社は当時あの有名な掲示板「2ちゃんねる」にはホワイト企業として名前がわりと高い位置に挙げられてたんですね。初任給も20万円超えてたし。(北海道で初任給20万円越えはかなりいい方です。)

 

家畜飼料の営業に配属された

僕は家畜飼料の営業販売の部署に配属されたんですね。北海道らしいですよね笑

主に、家畜のエサや栄養剤。その他諸々酪農家や肉牛を育てている農家さんが必要なものを販売するのがお仕事です。

僕の同期は20人いたんですけど、僕が配属された帯広支店は僕含めて2人。でも部署が違うので、帯広支店の家畜飼料の営業で新入社員は僕だけでした。この時点で超アウェイです笑

今思うと、同期が同じ部署にいたらもう少し頑張ってたかもしれません。いずれにしろ辞めてたとは思いますけど。

 

入社式の日に残業代が出ないことを告げられる

入社式の日(正式には数日前の研修日)に入社のための書類が配られました。人事担当のお偉いさんが「これにサインして。」というのでその紙を見てみるとそこには給料のことについて書かれていました。

給料は意外に良かった

詳しくは覚えてないんですけど、「基本給16万円+営業手当2.5万円」といった感じでした。それに加えて営業の場合は毎日昼食代が1000円ほど支給されます。また、北海道なので、冬は燃料手当が支給されます。(北海道の冬は非常に寒く、光熱費が半端じゃないことになるので普通の会社は支給される)なので、それを加味すると手取りで月20万円くらいでした。

これ、北海道にある会社の中ではかなりいい方です。

「営業手当」が落とし穴だった

営業手当というのは、営業で外回りする際の手当。時間とか関係ないんですね。理由はお客さん(農家の方)が生き物を相手にしてるので定時出勤、定時退社できる保証がないから。

というわけで、「最初に残業代込みで給料を払っておくからこれ以上は手当でないよ!」というのが営業手当ということです。

結論から言うと営業手当を残業時間で割ったら時給200円以下でした。

給料を労働時間で割ったら時給500円以下でした。

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車を持ってるのに車で通勤できなかった

北海道の地方は基本的に車通勤です。東京みたいに電車通勤ではありません。というか、電車とかないです笑

車で通勤できなかったというのはどういうことかというと、新入社員が入社後3ヶ月間は車を運転してはいけないという独自のルールがあったんですね。免許も車も持ってるのに。

理由は新入社員の運転は危ないから?みたいな。大学時代も車通学でしたけど。

毎日先輩が送り迎えしてくれた

というわけで、こうなりますよね。最初の3ヶ月間は会社の先輩に送迎してもらってました。

先輩社員の仕事が終わるまで帰れない

これが大問題だったんですね。車で通勤する距離なので歩いて帰るわけにはいかず・・・

新入社員って、担当のお客さんとか持ってないんで正直言ってやることないんですよ。毎日営業で先輩と一緒に外回りして、営業から帰って来たらその日の感想を上司に提出して終わり。

先輩の手伝いでデータの打ち込みとかするんですけど、先輩も自分のことで必死すぎて結局新人にやらせるより自分でやったほうが早い。むしろ手伝うほうが失礼みたいな感じだったんですよね。

やることがないのに帰れない日々が続く

仕事が終わらなくて帰れないのも辛いけど、やることないのに帰れないのもキツイですよね。クソ非効率でした。

毎日のように机に座って何かしらの資料を読んでるフリとかして時間をつぶしてました。周りで先輩や上司はモーレツに頑張って働いてたんですけどね。

これでも「自分でやること見つけろ!」とか言い出す人いますからね。

 

19時からミーティングとか普通

まぁ、営業でずっと外回りしてたらみんなが集まれるのって夜しかないですよね。ちなみに8時半出社の定時は17時半だったかな。もちろん、時間外は全て「営業手当」に含まれるので残業代とかないですよ。

それに、担当の農家さんを持ってない僕にとってこのミーティングほど無駄なものはありませんでした。隅の方に座ってミーティングで毎度のように先輩が上司に怒られてるのを見て「この会社すぐにやめよー」って思うだけでしたね。

 

会社の飲み会があまりにもダルかった

会社の飲み会となると新入社員の立ち位置はもちろん一番下。やることは上司や先輩のお酒を作ってひたすら注ぐ。まぁ、日本的には当たり前のことなのかもしれないですけど、こんなクソみたいな飲み会に参加したいとは思わないですよね。

それに、話の内容も会社やお客さんの愚痴ばかりで、話もクソつまらない。まぁ、毎日のように朝から晩まで働いてたら趣味もクソもないですよね。それに、こんな下らない飲み会に自費で参加ですからね。まぁ、新入社員だったので奢ってくれたりとかありましたけど。にしても、時間の無駄すぎて泣けてきましたね。

 

昔からの付き合い。過剰なサービス。限界までの値引きで勝負する業界だった

詳しくは言うとまずいのかな・・・?それにあまり詳しくは覚えてないので詳細は割愛しますけど。

家畜飼料の業界は、昔からの付き合い。それから限界までの値引き。過剰なまでのサービスをしないとやっていけないんですね。ライバルが多すぎて。

家畜を飼ってる家なんて限られてますからね。それに僕がいた頃はこれから畜産業はどんどん減っていくって言われてました。というより、一件あたりが大規模になって件数が減ってるって感じ?今はどうなんだろ?

 

僕が実際に目撃した過剰なサービス

農家さんは飼料の管理を放置。営業に任せる

要するに、飼料がなくなりそうになったら入れといて!といって完全に放置。「飼料の管理って営業の仕事なの・・・?」って農家さんに対して思ってたんですよね。正直な所。

たまに先輩が担当先の農家さんの飼料を切らしてしまう時があるんですけど、そういう時は先輩と一緒にその農家さんの家に行って土下座しに行った時もありました。俺、何か悪い事した?みたいな。飼料の在庫くらい自分でチェックすればいいのに。

何十件も担当を持っていて、すべてを管理するのはあまりにも大変

営業する側も何十件って担当を持ってるので、そりゃ全部の飼料を管理するなんてもはや苦行以外の何物でもないですよね。

でも、仕方ないです。飼料の管理も含めての約束(契約)なのでやるしかないですよね。なので、別に農家さんは悪くはないです。この業界の構造が悪いんです。

日時関係なく電話で呼び出し

営業の人は会社から1人1台携帯電話を支給されます。言ってしまえば会社と農家さんから首輪をかけられた状態なんです。

休みの日だろうが、仕事が終わって家に帰ってからだろうが、電話がかかってくるそうです。(僕は担当を持ってなかったのでかかってこなかったんですけど)

担当の農家さんの飼料が切れたら大惨事

「飼料が切れたんだけど」

なんて休みの日に農家さんから電話がかかってきたら大惨事です。すべての予定を投げ捨ててなんとかして飼料を手に入れて農家さんの所に持っていかないといけません。農家さんが扱ってるのは生き物。なので放置すると家畜が病気になったり、最悪死んだりするからです。

ちなみに、牛の飼料の発注は「トン(1000kg)」単位ですからね。営業車みたいな乗用車で持って行くのは不可能です。緊急の場合は事務所が持ってる中型トラックとかを駆使して持っていきます。単なる肉体労働ですよ。

「飼料がなくなる前に言えよ」って思うんですけどね。仕方ないです。飼料をこちらで管理するというのが約束ですから。もちろん、特別手当とかないですよ。すべては「営業手当」に含まれてますから。

有給休暇をとるのは不可能

こんな感じなので、有給休暇を取るなんてリアルな夢物語です。「俺たちは生き物を相手に商売してるんだ!」ということで、実質365日労働です。もっと人手を増やしてシフト組むとかしたらいいのに。まぁ、そんなことしたら利益が出なくなりますけどね。

 

メインの仕事は新規のお客さんを取ること

上で紹介した飼料の管理ってメインの仕事ではないですよ?あくまでもサービスですから。これに加えて会社からは「新規のお客さん(農家さん)を取って来い!」と言われるわけですよ。というか、こっちがメインの仕事ですよね、営業ですし。

それに、畜産を営んでる時点でどこかしらと飼料の契約を結んでますから。それをわざわざ解約させるってなかなか厳しいですよね。持ってない人に売りつけるのとは少し違います。

スマホで言ったらソフトバンクを解約させてドコモに契約させるみたいな。別にソフトバンクでよくない?手続き面倒だし。ってなりますよね?よほどのメリットがないと変えてくれないですよ。あとはご想像にお任せします・・・

なんていうか、この業界とは二度と関わりたくないなぁ・・・と思ったのが正直な感想ですね。

この他にもいろいろありますけど、これ以上はちょっと言えないです。

 

「日本で働くのはもういいかな」と思ってしまった

なんていうか、新入社員という自分の力ではどうしようもない立ち位置。すなわち、ただ従うしかない立場。典型的な古い体質の会社だったので、新入社員なんてゴミみたいな扱いなわけですよ。頑張ったところで翌年に月収2000円くらい上がるだけですよね?2000円ってコンビニで2時間働いたら稼げますからね?

あぁ〜何かもういいや。ってなってしまいました。初めて所属した会社がこれでしたから。この環境に後々順応していく自分を想像するとあまりにも怖くて、とてもじゃないけど続けようとは思えませんでした。

先輩・上司を見ていて、とてもじゃないけど正常な人間には見えなかった

会社の先輩を見てると、とてもじゃないけど正常な人間には見えませんでした。なんで、こんなクソな環境なのに誰も何一つ文句言わずに働いてるの?みたいな。

こうして、僕は新卒で入社した会社を4ヶ月で辞めてカナダで就職することにしたんですね。

参照:【回想録】オーストラリア・カナダ計3年間のワーホリ(海外生活)をガチで振り返ってみたよ!

 

結局、会社なんて働いてみないと続けられるかどうかわからない

会社説明会は建前しかわからない

はっきり言って、会社説明会で会社のことなんか分かりっこないです。僕も入社する前にこの会社の説明会を受けましたけど、「給料は時給換算したら、だいたい1500円くらいです」ってはっきり言ってましたからね。実際に働いてみたら時給換算で約500円ですから。この部分ですでにウソばっかり。

会社説明会とか建前のオンパレードみたいな感じでしょう。内部事情は実際に入社してからじゃないと分かりっこないです。

実際に働いてみて、無理そうなら遠慮なく辞めろ

働いてみて、「この会社は無理そうだな・・・」という直感はだいたい正しいです。そのうち慣れるというのはそのうち順応する(洗脳される)だけで、それが自分にとっていいのかどうかは分かりません。自分で判断してください。良くなさそうであれば、迷わず辞めたほうがいいでしょう。

 

新卒で入った会社を辞めたところで死にはしない

結局、僕の場合は新卒で入社した会社を4ヶ月で辞めたわけですが、今もこうして普通に生きています。もう、会社を辞めて4年が過ぎようとしていますが。別に、新卒で入った会社をすぐに辞めようが死ぬわけではありません。

 

上司や家族に相談しても意味ない

上司とか家族はあてにならないですからね。「とりあえず3年は続けてみたら?」みたいな、ありきたりな正論を言われるのがオチです。だって、せっかく社会人になった子供がすぐに「会社を辞めたい」なんて言ってきたら「大人の社会はそんなもんだ。厳しいんだ。」って普通言うでしょ?

上司だって、せっかく入ってきた新入社員が辞めたいなんて言い出したら普通は引き止めますよね?なので、あてにならないんです。友人やエージェントのような第三者に相談するべきだと僕は思います。

 

さいごに:自分の人生を決めるのは他の誰でもなく自分自身です

よく、何かあるたびに他人に相談する人とかいますけど、結局自分の人生を決めるのは他の誰でもなく自分自身です。最後は自分の直感でもいいです。他人に判断を委ねるのではなく、自分自身で判断しましょう。

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