海外旅行へ行くとなると海外旅行保険に入るのは必須事項と言えるでしょう。僕自身も海外へ行くときは必ず海外旅行保険に入っていました。
近年、海外旅行保険の価格がどんどん上がっており、今では1年間の海外旅行保険を契約しようとしたら20万円なんて軽く超えてしまいます。
そこで注目されだしたのがクレジットカード付帯の海外旅行保険。クレジットカードを持っていれば特典として海外旅行保険がついてるんですね。ただし、原則90日まで対象。
僕自身も今ではクレジットカード付帯の海外旅行保険を利用しているので、海外旅行保険を直接契約することは、ほぼなくなりました。仮に利用するとしたら日本から遠い国で3ヶ月を超える滞在の時くらいでしょうね。
近場であれば、一旦帰国して戻るフライト代の方が海外旅行保険よりも安いってことがあります。※一度帰国すれば、90日の有効期限は復活する。
クレジットカード付帯の海外旅行保険をアテにして海外へ行く方が増えてるので、この記事ではクレジットカード付帯の海外旅行保険について気をつけてほしいこと、知ってほしいことについて記事をまとめました。
「最高1億円まで補償!」は死亡保障
よく、クレジットカードの広告なんかで「最高1億円まで保障!」のようなものを見かけたりします。1億円まではいかなくても、5000万円だったり3000万円だったり。
その補償額をみて、「これなら安心だ!」と思った方はマジで気をつけてほしい。ここで言ってる補償額は恐らく、ほとんどの場合「死亡保障」つまり、あなたが死んだ場合に受け取る補償のこと。
旅行先でケガした、病気にかかったで病院に行っても死亡保障では1円も保険会社は負担をしてくれません。
最もよく使うのは「傷害治療費用」「疾病治療費用」

横浜インビテーションカード(年会費無料)の保障内容(自動付帯)。ケガ・病気の治療費は最大200万円まで補償される。
おそらく、海外旅行保険で一番使うのが「傷害治療費用(ケガ)」・「疾病治療費用(病気)」でしょう。これがケガや病気で病院へ行った時に補償してくれるものです。
例えば、最高1億円まで補償!とか言っときながら、この傷害治療費用や疾病治療費用が100万円までしか補償してくれないなんてこともあります。なので、補償内容はきちんと見ておきましょう。
ちなみに、クレジットカード付帯の海外旅行保険で傷害治療費用や疾病治療費用の補償額が1000万円を超えることはほぼないです。
海外旅行に強いと言われているアメックスのプラチナカードですら傷害治療費用・疾病治療費用の補償額はそれぞれ1000万円まで。それから、保険に強いと言われているJCBのプラチナカードも同額です。
なので、年会費無料や年会費の安いカードで「最高1億円まで補償!」「最高5000万円まで補償!」というものを見かけたら、まずは保険の保障内容をしっかり見てください。
傷害治療費用・疾病治療費用がどれほどまで補償してくれるのか。海外旅行保険を選ぶ上で一番大事なのが「傷害治療費用」「疾病治療費用」の保障額ですよ?
あとは、次の項目で説明していますが「自動付帯」なのか「利用付帯」なのかでもだいぶ変わってきます。
クレジットカード付帯の海外旅行保険は「利用付帯」と「自動付帯」がある。
クレジットカードの海外旅行保険は大まかに2つに分けることができます。
です。
ただ持っているだけで海外に行くと勝手に有効になっているのが「自動付帯」
事前に航空券や空港までの交通費などをカード決済することによって、その旅行に関する保険が有効になるものを「利用付帯」
簡単に説明すると、このような2種類の保険が存在します。
また、中には利用付帯は500万円。うち、自動付帯分は200万円のように自動付帯の保険は付いているものの、交通費などをカード決済してくれたら、さらに利用付帯分を付けてトータル500万円まで補償するよ!といったカードもあったりします。
これは、カードによって条件はバラバラで自動付帯と利用付帯のどちらが多いとかは分からないのですが、年会費が高額のカードになるにつれて自動付帯のカードが多くなってるような気がします。
何もしなくても持ってさえいれば勝手に保険が有効になるわけですから、そちらの方が手間もないですし良いですよね。
クレジットカード付帯の海外旅行保険を利用する場合は必ず確認しておきましょう。
分からなければ、クレジットカードの裏に書かれている電話番号に電話してみましょう。保険会社の人に繋いでもらったら必ず教えてくれますよ。
>>クレジットカード付帯の海外旅行保険「自動付帯」と「利用付帯」の違いとは?
年会費無料でおすすめの海外旅行保険が自動付帯のクレジットカードってあるの?
ここまでの記事を読むと、年会費が安くて(もしくは無料で)しっかりと傷害治療費用・疾病治療費用の補償が付いてるクレジットカードが一番いいのでは?と思う方も多いでしょう。
残念ながら、年会費無料のクレジットカード1枚だけで補償額が充分と言えるカードはありません。
傷害治療費用・疾病治療費用の補償額は合算できる
実は、傷害治療費用・疾病治療費用って複数のカードの補償額を合算できるんですね。そして、合算することによって補償額を充分な額まで上げることはできます。
例えばカードAの傷害・疾病治療費用が300万円。カードBが500万円までの補償だった場合。合わせて800万円までの補償を受けることができるということです。
僕が思う傷害治療費用・疾病治療費用の充分な額は「1000万円」。これは人によって基準が違うかなぁという印象ですが、ひとまず1000万円あれば余程のことがない限り大丈夫でしょう。
年会費無料で海外旅行保険が自動付帯のカードをまとめたこちらの記事を参考にしていただければ、どのカードを作れば良いのかが分かると思います。ぜひ参考にしてみてください。
>>【クレジットカード】年会費無料で海外旅行保険が自動付帯のカードまとめ!海外旅行や留学には必ず持って行こう!
まとめ
最近、ネットで色々調べ物をしていると海外旅行保険の保障の手厚さをアピールしたいのか、最大補償額だけを表記しているものが多いような気がします。それが何に対する補償なのかは明記せずに。
海外旅行保険で最も多く使うのは「傷害治療費用」「疾病治療費用」この2つです。
なので、クレジットカード付帯の海外旅行保険に頼って海外へ渡航する際は、必ずこの2つの補償額がどれほどのものなのかを必ず確認してください。これは、とても大事なことです。
その他、海外旅行保険について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。