飲み屋でのクレジットカード不正利用は高確率で「補償対象外」というのを約80万円の被害にあった僕が実体験を元に説明することにした

2017年9月10日。僕はジョージアの首都「トビリシ」に滞在。朝、起きて何気なくクレジットカードの利用明細を確認してました。

なぜかというと、11月にタイ・チェンマイで行われるコムローイに参加するためのチケットを購入しようと思ったのに、なぜかクレジットカードが使えなかったからです。

パタヤに住むゆーたろうさん(@yutaro_sekatabi )がコムローイの入場券を扱ってるエージェントを友達のツテを使って探してくれたんですね。

「んーなんで使えないのかな?」

なんて軽い気持ちで利用明細を見てました。なぜかオンラインで使えなかったANAのVISAカードは別に限度額までいってない。てか、そんなに使ってないし。

VISAカードの利用明細は1つのアカウントで管理されてるので、その時に僕が持ってるもう一方の三井住友プライムゴールドカードの利用明細も何気なく見ました。

こちらのカードは普段全く使わないカード。念のため持ってたカード。のはずなのに・・・

あれ?70万円も使ってる???

いや、おかしい。このカードは絶対に使ってない。画面上にある更新ボタンを10回は押した。それでも表示される利用額は70万円。

最初は「あー画面がバグってるのか」なんて思ってたんですけど、これはリアルに笑えないことになってるなと。

これは本当にまずいんじゃないか?えっ?マジで使ったことになってるの?僕の中で自問自答が始まりました。

というのが僕の今回のクレジットカード問題の始まりです。

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とりあえず、三井住友カードに連絡

:「あの….これどうなっちゃってるんですかね?」

ひとまず、使ってもない70万円は一体なんなのか?というのを聞いてみました。

三井住友:「あー使われてますね」「でもまだ未確定の売り上げなので詳細はよくわからないです」

:「とりあえず、カード止めてください」

こうして、クレジットカードを止めてもらいました。

数日後にまた電話

:「あのー先日電話したのですが…勝手に使われたクレジットカードの件なんですけど?」

三井住友:「これは暗証番号4桁を入力して使われてるので補償対象外です。」

「ちょっと意味がわからないです」

三井住友:「暗証番号の管理は自己責任なので。」

こうして、僕は勝手に使われたであろう70万円がリアルに不正利用されたことを確信。そして、その70万円が戻ってこないという現実を突きつけられました。

さらに数日後

何気なく楽天プライムゴールドカードの明細を見ていたら、見覚えのないものがありました。それは約8万円の請求。

:「いや、俺8万円の買い物はさすがにしてないわ。」

よくよく見てみると、その8万円の請求元とVISAカードの70万円の請求元が一緒でした。日付も一緒。

:「これはやられたわ・・・」

というのもこの日、僕はカジノ帰りにバーで飲んだんですね。その時にコロナを2本飲んでその代金をカードで支払いました。

なぜかというと、米ドルしか持ち合わせがなくて、支払いはジョージアの通貨「ラリ」が必要だったから。

コロナとチャージ代やらでその時の代金約2000円が勝手に8万円にすり替わっていた。そして、なんらかの手段で僕のもう一方の三井住友カードが約70万円使われた。ということになりますね。怖いです・・・

ちなみに、当時持ち歩いてたのはこの三井住友プライムゴールドと楽天プレミアムカードの2枚。そして、この2枚のカードの暗証番号が同じ。仮に暗証番号が漏れたのであればこの時くらいです。

※僕はポーカーとブログの収益で生計を立てていて、ここトビリシでしばらく滞在して資金を増やす予定でした。

まぁ、当時はこんな感じで過ごしてました。その稼ぎ時の日曜日にクレジットカード問題が発生したわけです。

ちなみに、ポーカープレイヤーにお伝えしたいのは「トビリシは天国」です。プレイヤーのレベルは低いし物価は安いので余裕で生活できます。少し、ポーカーで伸び悩んでる方はトビリシおすすめです。クレジットカードは宿に置いていきましょうww

話を元に戻しますね。

即、楽天に電話。

「あのー見覚えのない請求があるんですけど。その8万円のやつ」

楽天:「調査して見ますね!」

こうして、楽天カードもひとまず止めてもらいました。

三井住友カードに電話

:「楽天カードからも同じ会社から不正利用されました」

三井住友:「そうですか、それがどうかしたんですか?」

:「はっ?あのー調査とかしてくれないんですかね?」

三井住友:「4桁の暗証番号から引き出され・・・」

:「それは聞いた。知ってる。だから何とかしろっつってんの」

三井住友:「補償対象外です。あとは消費者センターを通してください」

こんなやりとりが続きました。

:「楽天カードと暗証番号が一緒だからそこから抜かれたと思うんですけど?」

三井住友:「楽天カードを利用した時に暗証番号が抜かれたという証拠はありますか?」

:「いや、ないです(証拠が出せるくらいならその場で気付いてるだろ・・・)」

三井住友:「補償対象外です」

こんな感じで突っ返されました。

三井住友カードの方からメールが来た

このあと、三井住友カードから連絡が来ました。被害にあった時の詳細を書いてくれとのこと。

僕は特に時間を気にしていなかったので何時にカジノを出て何時にお店に入って、何時に出たなんて正確に覚えていません。

覚えていたのは、カジノを出てバーでビールを飲んでタクシーで宿に帰ったことくらい。

というのを書きました。

三井住友:「酩酊状態でのカードの被害は補償対象外です」

:「どこに酩酊状態って書いてあった?」

三井住友:「お酒を飲んだこと。それから時間を覚えてないということ。これは酩酊状態ということになります。」

:「いや、コロナ2本で潰れないからwww

三井住友:「補償対象外です」

消費者センターに連絡

この後、僕は消費者センターに連絡しました。

:「このケース、どうなんですかねぇ・・・?」

消費者センター:「飲み屋での被害は補償されづらいんですよ。しかも海外でしょ?これは正直厳しいかもですね・・・」

お酒が入ると「酔っていたから」という理由でミミズみたいな訳のわからないサインでも認められてしまうんだとか?

どういうことかというと、例えば漢字が書けない外国人が他人のカードを使う時に暗証番号がわからない。だからサインで使おうとする時にサインを求められます。

その時にミミズのようなぐちゃぐちゃなサインで不正利用されたとしても「酔ってたから本人がそういうサインを書いてしまった」と判断されるそうです。

まして僕の場合は暗証番号で抜かれてます。しかも海外。バーで不正利用され、確かにお酒は飲んだ。いやーこれはきつい・・・というのが消費者センター側の見解とのこと。

また、こんなお話もいただきました。

現在クレジットカード会社と直接契約を結んでるお店はないんだそうです。必ず間に仲介業者が入って、そこと契約してお店でクレジットカードを使えるようにしているとのこと。

そして、たまにその仲介業者とお店がグルになって、好き勝手に伝票を書き換えたり偽造したりするそうです。すると不正利用されたとしてもなかなか調査が進まないらしい。

だって、その調査を仲介業者に頼むから。今回、僕の被害の場合も間の仲介業者が適当に約70万円分の伝票を作って請求した可能性が高いとのこと。

こんな感じの説明を受けたもので、正直僕はほぼ諦めました。楽天カードも含めたら約80万円。サヨウナラ。

ここで一つ。僕から皆さんへのアドバイスです。

「飲み屋にクレジットカードは持っていくな」

以上です。

一応、まだ調査中なので言えること言えないことがあります。とはいえ正式に調査が終わるのは数ヶ月先なので、忘れないうちに備忘録として公表できる部分だけまとめておきました。

とはいえ、絶対忘れないですけどね。不幸中の幸いだったのは80万円失っても、しばらくは切り詰めずに生活できるくらいの貯蓄があったことくらい。

 

さいごに

今回の被害を受けて色々な方が優しい言葉をかけてくれました。

これ以外にも様々な方から直接連絡を頂いたり、直接会って心配して頂いたりしました。こういう時に声をかけていただくと本当に気晴らしになります。そして、ありがたいなぁとも思います。

この被害にあってから数日間は本当に何やってもつまらない。といった感じでしたので。

また、何人かの人に言われたpolcaについてですけど、今回はやめておくことにしました。特別お金に困ってるわけではないですし。

というわけで、皆さん心配していただきありがとうございます。小田遼太郎は現在元気にやっております!

新しくサイト制作に挑戦

今回の被害を受けて僕の中ではなぜか反骨心のようなものが芽生えました。今回の出来事をきっかけに、僕はいくつかサイトを立ち上げて、現在は外注記事を発注してのサイト作りに挑戦しています。

もっと収入を増やして基盤を作った上で世界中を旅行したいと思ったからです。まだ懲りてないww

というのも、一人の人間の知識って限界があるなと思ったので。専門サイトを作る上では様々な人の手を借りて、その分野の知識がある人に記事を書いてもらった方が得策だなと思ったから。

というわけで、来月、再来月の引き落としは80万円どころではなくなってしまいましたwwwまぁ、投資みたいなものです。

この1〜2年はサイト作りに専念して基盤を作っていく方針です。しばらくはこのブログの更新頻度が落ちるかもしれませんが、そういう背景があるということです。また、しばらく日本にいるのでまだ会ったことのない読者の方。ぜひ会いましょう。

というわけで、これからも「FREESTYLE TRAVELER」をよろしくお願いします!