【英語が出来なくても何とかなりますか?】と質問してくる人に伝えたい10個のこと

英語・海外・仕事

旅行で海外に行く。ワーキングホリデーで海外に行く。留学をするために海外に行く。海外に行くとなると心配なのが語学。ここでは【英語】を取り上げましたが、ここで取り上げるお話は英語だけでなくどの言語にも当てはまることです。まぁ、世界共通語として英語が使われているので、どちらにしろ英語は出来た方が良いのは事実でしょう。

今回は僕が問い合わせ等でよく受ける質問で気になることがあったので記事にしてみました。「英語が出来なくても何とかなりますか?」というものです。率直に答えると「分かりません。本人次第でしょう。」と答えるしかありません。

ここでは、「英語が出来なくても何とかなりますか?」という疑問を持った方が自身で自分なりに納得出来る方向に進めるようにという思いを込めてこの記事を書きました。少々厳しいことも書いています。ただ、これは僕が生活の拠点を海外に移してから今までの間に感じたことです。この記事をきっかけに海外で生きていく上での心の準備をしていただけたらと思います。それではいってみましょう!

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1・最初からできる人はいません

海外に行くと、母国語以外の言語を流暢に扱う人にたくさん遭遇するでしょう。それを見て「スゴいな・・・」「僕もこれくらい話せるようになりたいなぁ・・・」と思う人もいれば「僕はここで無事にやっていけるのだろうか・・・」と心配したり焦ったりする人もいると思います。

そこで流暢に話している方々は最初から話すことが出来ていたと思いますか?人によっては最初から学びやすい環境であったりなどあるかもしれませんが、少なくとも最初から出来ていたという人はいないはずです。

周りの語学のレベルに惑わされず、自身のペースでコツコツと積み重ねていきましょう。それが一番の近道だと思います。

 

2・語学学校に通ったからといって英語が出来るようになるわけではありません

これを言うと間違って「語学学校に行っても英語は出来るようにならない」と解釈してしまう人がいると思うのであらかじめ断っておきますが、そのような話ではありません。

ここで伝えたいことは、「語学学校に通ったからといって通った人全員が同じように出来るわけではない」ということです。

皆さん、中学や高校時代を思い出してみて下さい。学校で同じ授業を受けてるのにテストで満点取る人もいれば赤点を取る人もいます。理由は様々です。

・勉強をしているのかどうか

当たり前のお話ですが、勉強をしないことにはテストで点は取れません。授業を受けるだけでは限界があります。

・才能があるかどうか

「才能」と書きましたが、要するに語学の取得が得意なのか不得意かということです。やはり、個人差はあると思います。言語なので取得はできるはずです。しかし、それまでの道のりには個人差があるでしょう。たまにいますよね?授業は寝て放課後はゲームばっかりしてるのにテストは常に上位の人とか。才能は関係してくると思います。

・努力をしているのかしてないか

才能がないのであればその分努力で埋めるしかありません。時間はかかるでしょうが、これ以上の近道はありません。

・モチベーションがあるのかないのか

努力をするにはモチベーションがないと続かないでしょう。

語学学校に行くのであれば、行く前にしっかりと準備をしましょう。そして、学校ではしっかりと勉強しましょう。そうすることによって語学学校で得られる効果を実感できるのではないでしょうか?

 

3・語学を学ぶ目的はありますか?

僕は何をやるにも「目的」というものを非常に大事にします。なぜかというと、目的は直接モチベーションに影響するからです。目的がしっかりとしていないと徐々にやる意味を失ってしまいます。語学を学ぶ前にその目的を決めましょう。それがあなたの語学に対するモチベーションに直接影響するはずです。

 

4・職場は語学学校ではありません

特にワーキングホリデーの人達との会話の中で聞く言葉に「ローカルジョブ」が挙げられます。現地の人達が主に働いている職場ですよね?語学を学びたい人は「ローカルで働きたい」と思っているでしょう。

そんな方に一言伝えたいのですが、「職場は語学学校ではない」ということです。職場のボスは与えられた仕事をきちんとやってくれる人が欲しいのです。英語はツールとして使えることが前提です。職場は英語環境ですが、英語を教えてもらえる環境ではありません。英語が出来なくて周りに嫌な顔をされることもあるでしょう。または、何か傷つくことを言われることもあるでしょう。それは全て英語が出来ないあなたの責任です。

こうして得た悔しい気持ちをモチベーションに変えてより頑張るか、諦めるかはあなた次第です。

 

5・「何とかなりますか?」ではありません。現場では「何とかしなければなりません」

旅先で何かトラブルに巻き込まれて警察に連れて行かれてしまった。職場で英語が飛び交っているけどはっきりいって何言ってるかわからない。そんな現場では「英語が出来なくても何とかなりますか?」なんて言ってる場合ではありません。自分で何とかしなければなりません。なので、「何とかなりますか?」という質問はそもそも質問になっていません。

 

6・人に頼ることをやめましょう

人に頼ることは悪いことではありません。時には人に頼ることが必要な時もあるでしょう。でも、人に頼ってばかりだと、自分で何とかしなければならない時に何もできる事がありません。

人に頼ることをやめる。そして、自身で解決の道を探すために試行錯誤を繰り返す。これをする事によって自身で解決する力、何事にも臨機応変に対応できる能力が身に付くでしょう。

また、自身の限界を見極めて手を引くという選択肢を選ぶこともできると思います。「自分で限界を決めるな」なんて言葉はありますが、これは気持ちの問題で現実的には自身の限界を正確に見極める能力が必要です。

上記で挙げたことはすぐに身に付く能力ではありません。何度も繰り返し、時間をかけて身に付くことだと思います。

 

7・諦めることは悪いことではありません。大事なのはその次にどうするかということです。

「絶対に諦めるな!!!]

特にスポーツをやっているとよく言われることだと思います。言葉通りだと思います。基本的には諦めずに頑張ってほしいです。僕自身も基本的には諦めずに前向きに考えています。しかし、時には諦めるということは必要です。そして、もし諦めることを選んだら大事なのはその次です。仮に諦めたとしてその次にどうするか?これを考えることができる人とできない人では将来的に大きく変わってくるでしょう。

 

8・あなたは本当に英語ができないのでしょうか?

日本人はネイティブ並みに話すことができない限り「英語が出来る」と言ってはいけないと思っている人が多いのかもしれません。

一方で、海外に出ると「ワタシ、ニホンゴハナセル」と言ってお世辞にもうまいとは言えない人もたくさんいます。

「英語が出来る」という基準はなんでしょうか?例えば職場の求人では「電話対応ができる人、接客ができる人」なんてふうに具体的に基準が設けられている場合もあります。

そういった例外を除くと英語が出来るか、出来ないかなんて基準はないと思います。「自分は出来るんだ」と思い込んで積極的に会話に参加してみましょう。

 

9・努力も大事だけど一番は楽しむこと

例えば留学先で外国人の友達がたくさん出来て、パーティーに参加するとしましょう。

 

・英語を使うチャンスだ!!行ってこよう!!

・パーティー !?行くでしょ!!今日は頑張ってあの子を口説いてやる!

 

どっちが楽しそうですか?絶対に後者の方が楽しんでるでしょう。結局女の子を口説くのに英語が必要なわけです。

同じ英語を勉強するにも、英語を勉強するというのが目的の人より何か別に目的があり、そのために英語が必要だから勉強するという人の方が語学は身に付きやすいと思います。

僕が小学生のときはポケモンの名前や歌を必死に覚えたりしたと思います。でも、苦しんで努力したという記憶はないです。楽しいものに「苦」というのは感じづらいのかもしれません。

まずは何か目的を見つけましょう。その目的はあなたにとって楽しいことですか?その目的を達成するため英語が必要なら語学の勉強を大変だと感じることはあっても「苦」を感じることはあまりないと思います。なぜなら目的の達成のために必要なことだからです。

 

10・大事なのは英語力よりも「伝える能力」

言語というのはあくまでも数ある意思疎通のツールのなかの一つです。それ以上でもそれ以下でもありません。もし、日本語しか話すことが出来ないからといって外国人の方と意思疎通が取れないのかと言えばそれは違います。身振り手振りでも良いし、辞書を片手に単語を並べて言ってみるのもありです。

人との意思疎通を計るのに大事なのは「伝える能力」です。そして、英語を身に付けると英語圏の人や英語を勉強している人とは楽に意思疎通をとることができる。それだけの話です。長く住めば言語は何かしら身に付くでしょう。毎回身振り手振りは大変です。大変だと感じたら、少しは楽をしようと学習するでしょう。それが積み重なって語学習得になるのではないでしょうか?

英語ができないからといって黙ったままだと相手はどうすればいいのか困ってしまいます。まずは「伝えよう」という意識を持つことをおすすめします。

 

いかがでしたか?

「英語が出来なくても何とかなりますか?」という質問に最大限の回答をしたつもりです。この記事をきっかけに何かきっかけを掴んでくれたら幸いです。