2016年12月現在、僕はインドを旅しています。コルカタから入国して時計回りに一周する予定。その際にメインで利用するのが鉄道です。
今回は僕の人生初インドなので、インドの鉄道に乗るのも今回の旅が初めて。ひとまずお試しということで、旅行者が利用する座席では一番グレードの低いと言われているスリーパークラスを利用しました。
というわけで、実際に利用して感じたスリーパークラスでの注意点をまとめたので、これからインドの列車でスリーパークラスを利用する方はぜひ参考にしてください!
まずはじめに、インド鉄道の座席について
インド鉄道には座席のグレードがいくつもあります。ざっくりと分けると「エアコン有り・エアコンなし」の2つです。
もちろんグレードは「エアコン有り>エアコン無し」の順番です。
エアコン有りのグレードについて
エアコン有りの座席には1等>2等>3等とグレードが分かれています。1等が一番高く、3等が一番安いです。
エアコン有りのグレードに乗るのは富裕層のインド人。もしくは外国人旅行者。というわけで、一般的には盗難の心配もあまりないと言われています。
エアコン無しのグレードについて
エアコン無しのグレードにも寝台席や自由席などありますが、もし、旅行者がエアコン無しのグレードを利用するのであれば、スリーパークラス(Sleeper Class)に限ります。スリーパークラスはエアコン無しのグレードの中では一番高いクラス。そして、今回僕が利用したグレードでもあります。
スリーパークラスを利用するのは庶民のインド人です。また、インドの鉄道はチェックが甘いので、無賃乗車の人も紛れています。スリーパークラス以下では盗難が非常に多いと言われているので、もし利用する際は注意が必要です。
インド鉄道のスリーパークラス(Sleeper Class)ってどんな感じなの?
今回初めて利用したインド鉄道。事前にネットで調べると「知らない奴が勝手に寝てるから、まずはそいつを説得しておろす作業が必要なのがスリーパークラス」なんてのが出てくるので、正直ビビってました。
んじゃなんで、そんな座席選んだの?ってことなんですけど、ただ事前に調べてなかっただけです・・・
チケットを購入するときに「スリーパークラスでいいよね?」と言われたので、その座席を買っただけなんです。もし、事前に調べてスリーパークラスのことを知ってたら多分エアコン有りのグレードの座席を買っていましたね・・・
ちなみに、僕が実際に列車に乗った時は僕の予約した座席に誰かが居座ってるなんてことはありませんでした。
インド鉄道のスリーパークラスを動画で紹介
記念にスリーパークラスの車内を動画撮影しました。動画を撮影したのでまずはこちらを見てください。
僕が利用したのは上段の座席
インド鉄道のスリーパークラスの座席は3段ベッドです。上段はただのベッド。中段と下段は座席にもなります。なので、もし自分の都合で寝たかったら上段をオススメします。列車の予約時に上段の座席を指定してください。
中段、下段はセキュリティー面でも不安
中段・下段は荷物を床か座席に置くことになるのですが、高さという点では誰でも手の届く位置です。なので、盗難の被害は中段・下段の座席が多いんじゃないかな?と言うのが、実際にスリーパークラスを利用して感じたことです。
スリーパークラスを利用するなら上段がベスト
上段であれば中段・下段よりも盗難の被害が少ないでしょう。また、自分の都合で寝ることができるので、特にこだわりがなければ上段を選びましょう。スリーパークラスを利用するなら、絶対に上段がいいです。
スリーパークラスを利用するときにあったほうがいいもの
今回、スリーパークラスを利用して実際に僕が列車内で利用したものをご紹介。
防寒着
エアコン無しの車両の場合、窓が開いてます。なので、風がガンガン入ってくるんですね。これは季節によるのですが、もし寒い時期に利用するのであれば絶対に防寒着上下に靴下。それから寝袋が必要になります。
僕が乗った時はそもそも季節的にそこまで寒くなかったので、上着と寝袋インナーで十分でした。
ワイヤー鍵
僕は荷物をワイヤーの鍵で近くにあった柱にくくりつけました。荷物を丸ごと持っていかれるのだけはこれだけで避けることができます。くくりつけられる鍵であれば何でもいいです。例えばこんなやつ。
ザックカバー
僕は大きいバックパックと小さいバックパックの2つを持ち歩いてるのですが、その両方にザックカバーをつけていました。ザックカバーとはこんなやつ。ノースフェイスやモンベルなどしっかりとしたブランドのバッグであれば大きいものに関しては付属で付いてることが多いです。
ザックカバーを付けていれば、直接カバンを開けることはできないので有効です。とは言っても外すのは簡単ですが・・・
ただ、その外す手間がスリをする側からしてみれば負担なので、防犯面においては非常に有効です。
ちなみに、僕はサブバッグにノースフェイスのバッグを使っているのですが、こちらには付属でザックカバーが付いていませんでした。なので、サブバッグ用にザックカバーを購入しました。
インド鉄道でスリーパークラスを利用する際に気をつけることまとめ
- 座席は上段を予約
- ザックカバーをバッグに付ける
- ザックはワイヤーで柱にくくりつける
この3つを守れば、盗難など嫌な思いをする確率はだいぶ下がるでしょう。それでも何が起こるかわからないのが旅です。ここまで対策をして被害に遭ってしまったら、仕方がないので諦めてください。そして、次からはエアコン有りの座席を予約しましょう。
というわけで、今回はインド鉄道のスリーパークラスについての記事でした!