今回はインド・ラダック地方の中国との国境付近にある「パンゴン湖」について。パンゴン湖は現地人の間では「パンゴンツォ(Pangone Tso)」と呼ばれることが多いです。また、外国人旅行者同士だと「パンゴンレイク(Pangone Lake)」と呼ばれることもあります。場所はこちら。
今回、僕はレーでツアー会社を通してパンゴン湖のツアーに参加したのでその時のことについて記事にまとめました。
パンゴン湖(パンゴンツォ)はどんなところか?
インド・中国にまたがる汽水湖
先ほどの地図にも載せたように、パンゴン湖は中国とインドにまたがっています。観光客はインド側から行くのが一般的です。中国側ってどうなってるのでしょうか?これに関しては僕もよくわかりません。
また、見出しにも書いた通り汽水湖です。実際に舐めて見ましたが、海水よりは薄めでそんなにしょっぱいと感じることはありませんでしたが、確かに塩味がしました。ちなみに、中国側は淡水だとウィキペディアに書いてましたが、実際に舐めてないのでわかりません。
標高約4300mの位置にある
パンゴン湖はなんと標高4250mの位置に存在するといわれています。というわけで、高山病に注意です。僕が行った時は、他に僕を含めて5人の日本人・韓国人の方とツアーに参加しましたが、5人とも頭が痛くなったり食欲不振になったりと何かしらの症状が出ていました。
ただ、標高が高いということで植物がほとんど存在しません。こういった高い標高の場所独特の景色は圧巻です。
標高4000m以上といえば、以前僕は南米旅行でボリビア・ウユニ塩湖からチリ・サンペドロ・デ・アタカマを横断する2泊3日のツアーに参加しましたが、この時も標高4000m以上で所によっては5000m越えました。
ただ、この2つの違う点はラダックの場合は周りに5000mを軽く超える山々が見えるということです。ザックリ5000mと書きましたが詳しくは調べてないので間違った点があっても突っ込まないでください笑
何が言いたいかというと、ラダックの場合は標高の高い位置にいながらも周辺は見渡す限り山。そして、ウユニ〜アタカマ間は標高4000〜5000mの平地だったということです。
インドだけどアジア人顔の人が住んでいる
これはレーを中心としたラダック全般に言えることですが、ここに暮らしてる人の多くはチベット人で、僕ら日本人と同じような顔をしてる人が多いです。
インド映画”3 idiots”(邦題『きっと、うまくいく』)のラストシーンに使われた
パンゴン湖は非常に僻地にあるにもかかわらず、たくさんの観光客で賑わっています。その主な理由が「3idiots(きっと、うまくいく)」のラストシーンを見て行きたくなったということでしょう。
もし、パンゴン湖に行く予定の方は行く前に一度見ておきましょう。
ちなみに、アマゾンプライム対象なので、アマゾンプライムの会員になって見るのもありですよ!
>>参考記事:Amazonプライム会員が海外旅行で便利すぎる!特におすすめな4つのサービスをわかりやすく解説するよ!
パンゴン湖への行き方(ツアーに参加しました)
今回、僕はたまたまマナリ〜レー間で同じバスだった日本人・韓国人5人と組んでツアーを組みました。費用は5人で約1万ルピー。これに特別通行書の費用、宿泊費、飲食の費用が加わります。ジープを借りて行くことになりので2人でも3人でも約1万ルピーというのは変わりません。
ちなみに、旅行会社ですが「Hidden Himaraya」という日本人女性が働いてる旅行会社があります。
そして、ここ周辺にいくつか旅行会社があるので、そこ周辺で色々相談してみてはいかがでしょうか?僕は特別通行書(ILP)をHidden Himarayaで取りました。そして、その時に日本人女性の方が対応してくれました。ILPについては下の方で解説しています。
Hidden Himarayaはしっかりしてそうですが、ツアー代は他の旅行会社と比べて高いです。メリットは、日本人スタッフがいるので日本語で相談できるということ。値段だけ考えれば他の旅行会社の方が安いです。
まぁ、旅行会社はレーを歩いてたらいくらでも見かけるのでそこまで悩むこともないでしょう。
1泊2日のツアーに参加した
パンゴン湖のツアーはレーを拠点にします。レーから日帰りのもの、1泊2日のものがメイン。そのほかにはヌブラ渓谷とセットで2泊3日というのもあるそうです。
僕たちは日帰りか1泊2日のどちらかで迷ったのですが、最終的には1泊2日にしました。あとから思うと、1泊2日というのは選択肢として間違ってなかったと思いました。 理由は、あんな過酷な道を往復するのかと思うと、2日分けたほうが楽だと思ったから。
日帰りだと朝6時発。1泊2日だと8時頃出発
これは旅行会社と話し合って決めます。融通が利くので絶対にこの時間に出発ということではありませんが、目安はこんな感じ。パンゴン湖までは片道5時間くらいが平均です。
日帰りだとパンゴン湖での滞在時間は長くても2時間
これは旅行会社と相談してた時に言われたことです。パンゴン湖周辺は天気が変わりやすいので、行った時に曇っていても2時間待っていれば晴れることもあるでしょう。今回、1泊2日にした最大の理由は5時間の過酷な道を経て結局曇った感じの景色しか見れなかったというのは悲惨だからというもの。
1泊2日であればパンゴン湖まで徒歩圏のところで宿泊するので、滞在中であればいつでも湖に行くことができます。
1泊2日のツアーはプランをドライバーと相談
今回、僕が利用したツアーはドライバーが色々案内してくれる訳ではなく、こちらが色々と指示する感じでした。なので、ほっといたら宿まで行って帰るだけのツアーになります。
行くまでの道のりがとにかく過酷。高山病のことは常に考えておくべき
レー・パンゴン湖の間の道は舗装されてません。その上標高も5000mを越えますし、パンゴン湖へ行くだけで体力をかなり消耗します。パンゴン湖の宿泊所も標高4000m以上です。高山病の症状も軽くは出るものだと考えておいたほうが無難でしょう。
途中の道のりでのトイレ事情について
男性は特に気にすることもないかと思いますが、女性はトイレ事情も気になるかと思います。一応、途中でいくつか村を通るので、そこでトイレに行くことはできますが、やはり外でトイレをすることを想定したほうがいいです。
トイレに行きたくないと言って水を飲まないと今度は高山病になりやすくなるので。高山病対策で水をガンガン飲むので、トイレに行く機会は普段より多くなると考えておきましょう。トイレットペーパーはないので自分で用意しましょう。これは基本です。
ちなみに、僕は1日あたり2〜4Lの水を飲んでました。
現地の宿泊施設について
今回、僕は「Home stay」というスタイルのホテルに泊まりました。当初、イメージしてたのは一般家庭の部屋を貸してもらうもの。ただ、実際には普通のゲストハウスでした。
夕食、朝食付きで1人600ルピー。ここでは1人あたりの価格になるみたいです。そのほかにも、旅行会社でたずねたところ、300ルピーのところもあれば800ルピーのところもあるみたいです。
「Home Stay」とは別に普通にホテルもあるそうですが、こちらは数千ルピーかかるとのこと。実際の価格は聞いてませんが、高いそうです。
僕が泊まった宿はお湯のシャワーは出ませんでした。なのでみんな我慢。標高高いので外は寒かったんですよ。
パンゴン湖ツアーで持っていったほうがいいもの
防寒着
これは絶対に必要です。外は非常に寒いので。僕が行った6月で気温は1ケタ。5℃とかだったと思います。それに、現地は風が吹いたり雨が降ったりするので、すると体感気温はさらに下がります。
リップクリーム
ラダックに長期で滞在する人は持って行ったほうがいいでしょう。乾燥してるので唇がバリバリに割れます。
水
これは絶対。行く途中の村にも売ってますが、最初から用意しておきましょう。そして、水だけは常になくならないように、途中の村でも買いましょう。
特別許可証(ILP)
これも絶対に必要。ただ、ツアーを旅行会社で申し込むと自動的に申し込むことになるのであまり意識しなくていいかと。パンゴン湖へはこの特別許可書(ILP)がないと行くことができません。ちなみに、ILPの発行費用は800ルピーが相場。
ILPは各場所で年間7日しかおりないそうで、パンゴン湖にも年間7日までしか滞在できないんだとか?この辺についてはあまりよくわからないので詳しくはラダックにある旅行会社で直接聞いてみてください。
パンゴン湖で動画を作りました!
今回は、僕自身現地で体調を崩してしまい素材があまりなかったのですが、その中から頑張って繋いで動画を作ってみました。ぜひ見てください!
というわけで、今回はパンゴン湖ツアーについての記事でした!これから行く方に参考になれば幸いです。