海外で生活を始めると環境が変わり、日本で当たり前のようにしていたことが当たり前でなくなったり、その逆のパターンもあります。
例えば「毎朝カフェでコーヒを買ってから出勤するようになった」なんて人もいるかもしれません。僕はそんなことないですが・・・というより、仕事が朝3時半からなので店はどこも閉まってますね……
日本では毎週のようにラーメン屋に通っていたのですが、海外で生活を始めてからラーメン屋に行ったのは5回くらいかな?バンクーバーの山頭火とバンコクで家系ラーメン。シドニーで名前忘れたけど有名なラーメン屋さんに行ったくらいです。
こんな感じで住む環境が変わると生活スタイルもガラッと変わります。今回は僕が海外で生活を始めてからいつの間にかやるようになったことを10個紹介します。
スーパーの会計の時にカゴから自分で商品を出すようになった
日本だと、買い物かごを置いたらスーパーのレジ係の人がカゴから商品を取り出してバーコードをスキャンしてくれます。そして、キレイに袋詰めまでしてくれます。
海外ではベルトコンベアのような場所に自分でカゴから商品を出して並べます。海外生活が長いとこれが普通になってきます。今まで色々と海外に行きましたが、カゴを置くだけで後は何もかもしてくれるのは日本だけのような気がします。
何でもカード払い
日本ではたった数百円の買い物でカードを出すと「えっ!?」みたいな顔をされますが、こちらでは普通です。僕もオーストラリアではほとんど現金を使いません。いつもカードです。カナダにいた時はチップで生活をしていたので現金を使っていましたが、周りの様子を見るとカード払いが普通でした。
あまり現金を持ち歩く習慣がないのでしょうか?よくわかりませんが確かに楽です。これだけは言えます。スキミングに気をつけてこれからもカードライフを続けます。
見知らぬ人と話す
例えばレジで並んでいる時、カフェで並んでいる時。こちらの人は相手が知り合いだろうがそうでなかろうが何気ない会話をするときがあります。日本ではほぼないですよね?初対面の人に対する壁というのがなさそうです。日本でそんなことをすると何か変人扱いされたり不審者に見られたりしそうですよね。日本でも田舎の方はおじいちゃんおばあちゃんが何気ない感じで話しかけてくることもありますが、そんな感じがこちらではよく見られる光景です。
駐車をするときは前から突っ込む
日本に住んでいたときは駐車するときと言えばバックで駐車していました。周りがバックで駐車しているからという理由もありますが、一番の理由は「出るときが楽」これに尽きます。
一方、こちらでは今が大事なのか多くの人が頭から突っ込みます。そして、出るときはバックです。なぜかは未だに不明です。でも、たくさん買い物した時には頭から突っ込んだ方がトランクに荷物を入れるのが楽だったりするんですよね。
ガソリン代はわざわざレジに行って払う
日本ではセルフでも機械で支払い出来るので「何か飲み物が欲しい」とか「トイレに行きたい」みたいな理由がないと店舗の方には行きません。
こちらでは機械ごとに番号が振られていて、カナダやアメリカの場合は番号を伝えて先にいくらかお金を渡すかクレジットカードを預けてから給油します。オーストラリアでは先に給油してから店舗に行って機械の番号を伝えてから支払います。
日本のように機械にお金を支払うのは珍しいのかもしれません。自動販売機と同じで機械を壊されて現金を盗まれる可能性があるからでしょうか・・・?
赤信号でも右折(カナダ)
これはアメリカでもそうですが、赤信号で何も表示がされていなくても右折が出来ます。僕は左ハンドルにはすぐに慣れましたが、これだけはなかなか慣れず、何度もクラクションを鳴らされたような記憶があります・・・
ちなみにオーストラリアは日本と同じ左車線の右ハンドルなので日本人にとっては簡単だと思います。赤信号で左折は出来ません。これも日本と同じですね。
ただ、オーストラリアは交差点に下の写真のような形式を採用しているところが多いですね。ネットで調べたら「ラウンドアバウト」って呼ばれてるらしいです。
引用:ラウンドアバウト
飲酒運転(オーストラリア)
日本ではビール1本飲んでから車を運転した場合、警察に捕まったら恐らく呼吸検査でアウトでしょう。アルコール検査で0.15mg/L以上で日本は捕まります。ビール200ml飲むと大体この値を超えるそうです。
一方、オーストラリアは血中アルコール度数が0.05%までOK?という話を聞いた事があります。現地で言われているのは「缶ビール2本までならOK。3本はやめた方がいい」とのこと。なので、こちらでは仕事後に一杯飲んでから車で帰宅ということが日常で行われています。
僕は一度仕事後にバーでビールを一杯飲んだ後に車で帰宅していたら警察に停められた事がありました。
「何本飲んだ?」
「・・・一本だけです」
そして、アルコールチェックで息を吹き込んでしばらくすると
「オッケー!ノープロブレム」
この時ばかりは冷や汗が止まりませんでした・・・
遅刻ギリギリで出勤
僕が日本でサラリーマンをしていた時は出社は8時半となっていました。しかし、実際は8時前には来て掃除をしたり色々と作業をしていました。
「それなら出社は8時で良くね?」
と心の中で思っていたのですが・・・
日本では早めに来ることはいい事だとされていますが、海外で働く際には必ずしもそれがいい事だとは限りません。30分前に出社すると逆に迷惑がられることもあります。僕はカナダの初めての仕事がホテルの清掃だったのですが、開始30分前に行くと「何でそんなに早く来たの?」と不思議がられました。
こちらでは、「早めに来る」よりも「時間通りに来る」方が良いとされているような気がします。5分前が理想ではないでしょうか?
トイレットペーパーで鼻をかむ
なかなか汚い話ですが、僕は日本を離れてからティッシュは全てトイレットペーパーを使用しています。理由は高いからです。トイレットペーパーですら高いのですが、ティッシュは日本人の感覚からすると高いのでなかなか手が出ませんでした。ちなみに、僕が今住んでいるKarrathaではトイレットペーパー20ロールで約1000円です。しかも、セール価格です。普段はもっと高いです。
苗字ではなく、名前もしくはイングリッシュネームを名乗る
日本で自己紹介をする時は苗字を名乗ります。例えば僕であれば「小田です」と名乗るわけです。
海外では基本的に名前を名乗ります。僕は「遼太郎です」と名乗るわけですね。
しかし、僕の場合「りょうたろう」という名前が非常に難しいらしい。今まで自己紹介を何度もしてきましたが、100%の確立で聞き返されます。なので、カナダでは「リョー」と名乗っていました。
そして、オーストラリアではファームで働いた時に名前が被ってしまったんですね・・・僕はファームのオーナーに「ジョー」と呼ばれていました。それからオーストラリアでは「ジョー」と名乗るようになりました。「Joe」ですね。これはみなさん一発で覚えてくれます。
今では本名「遼太郎」。ショートネーム「リョー」。イングリッシュネーム「ジョー」です。
カナダでの職場のシフト
現在の職場(オーストラリア)のシフト
台湾人や韓国人はみんなイングリッシュネームを持っています。結構被ってたりしますけど。日本人くらいですねイングリッシュネームを持っていないのは。でも、イングリッシュネームより本名の方が良いです。例えばテニスの錦織圭選手なんか名前は簡単ですよね?「ケイ」なんて誰でもすぐに覚えられます。こういった簡単に覚えられそうな名前の人はわざわざイングリッシュネームなんて作らなくて良いです。
例えば僕みたいな長い名前の人。「〜太郎」「〜ノ助」はイングリッシュネームを作っても良いかもしれません。
「あやか」・「あやこ」といった名前をショートネームで「アヤ」。「ケイスケ」・「ケイタ」といった名前を「ケイ」と名乗るとすぐに覚えられたりします。
いかがでしたか?海外で生活している方は心当たりのあることが多いと思います。環境が変われば生活スタイルも変わります。海外で生活を始める時は現地のスタイルに合わせてみてはいかがでしょうか?