先日、車を運転していたらカンガルーとぶつかってしまいました。車のダメージは大したことなかったんですけど、カンガルーはどこかに吹っ飛んだんですね。
オーストラリアのカンガルー事情のことをよく知らない方のために説明すると、一言で「害獣」のような扱いです。増えすぎて困っているという話も聞きました。
北海道在住の方は「シカ」を「カンガルー」に置き換えていただければ、それで解決です。北海道でいう「シカ」の立ち位置がオーストラリアでは「カンガルー」になるでしょう。
それではカンガルーをひき殺して感じたことについて綴っていきます。
カンガルーとの衝突は本当に危ない
僕がカンガルーと衝突したのは午前3時半前。ハイウェイを走っている時でした。なんでそんな時間に走っていたかというと、僕の仕事が3時半開始なので。
そのハイウェイは80km/h制限の道だったんですけど、外はまだ暗く、朝、早すぎていつも眠いので普段は60km/hで走っています。この日も例外なく60km/hで走っていました。
カンガルーにはいつも気をつけてるんですけど、それでもぶつかってしまいました。
今回の事故とぶつかり方の似ている動画を見つけたのでこちらを参考にしてください。
僕の場合も、「右からの飛び出し」「カンガルーが宙に飛ぶ」こんな感じでした。この動画の場合は昼なので、かなりのスピードが出ているものと思われます。
この他にもカンガルーとの衝突がどんなものかをまとめたサイトを見つけたので、こちらを参考にしてください。
参考記事:【閲覧注意】超危険!カンガルーとの交通事故。これがオーストラリアの日常か?
僕の今回の被害は奇跡的に少し車が凹んだくらいで済みましたが、カンガルーとの交通事故は場合によっては車が廃車になったり、運転手や同乗者が死亡するような大事故も過去には起きています。
カンガルーの飛び出しに関して注意すること
運転手席側からの飛び出しにも気を使う
僕は普段から朝3時すぎに通勤で車を使うので暗い中で車を走らせるにあたって十分に注意していたつもりです。
カンガルーは夜行性で光に反応して飛び出してくるというような話を聞いていたので、沿道にいつも気を配っていたんですね。でも、その沿道と言っても助手席側の方しか見ていませんでした。だって、運転手側の席って隣は対向車線を挟んでからの沿道ですからね。
これが意外と盲点で、僕がカンガルーの飛び出しに気づい時はもうぶつかる0.1秒前みたいな感じで、気づいたと同時にぶつかりました。
カンガルーに気をつける時は両サイドの沿道に気を配りましょう!
無理に避けようとしない
これに関しては北海道の人なんかは車の免許を取る際に教わることでしょう。僕は大学の4年間を北海道のど田舎で暮らしていたので、車を運転する際は常に「シカ」に注意しなければなりませんでした。また、キツネやリスなんかの小動物もよく飛び出してきます。
シカに関してはなんとも言えないんですけど、キツネやリスに関しては「諦めてひいて下さい。」と教習所で教わりました。というのも、無理にハンドルを切って避けたとしても、今度は反対車線の対向車とぶつかったり、沿道に突っ込んだりと動物との衝突以上の事故になる場合もあるからです。
シカとカンガルーはサイズも似ているので、さすがにぶつかるのは躊躇するかもしれませんが、ハンドルは切らずにブレーキに専念したほうがいいと思います。僕の持論なので責任は取りませんけど。
今回は気づいてからぶつかるまでほとんど間がなかったので、ハンドルを切る時間すらなかったんですけどね。これが意外といい方向に傾いたのかもしれません。
夜はスピードを出さない
カンガルーは夜行性なので、夜に活動をします。そして、光にめがけて突っ込んでくるそうです。車であればヘッドライトですね。なので、夜は基本的に運転しない。運転が必要な場合はスピードを出さない。これを基本にしましょう。
もしカンガルーをひいてしまったら
カンガルーにぶつかってしまうのはもはや不可抗力です。もしいカンガルーをひいてしまい、カンガルーが即死した場合は、その死体を道路脇によけておけば後は放置でいいそうです。
オーストラリアでカンガルー以外に注意すること
今回の事故をきっかけに思い出したことなんですけど、僕が去年東海岸から西海岸に車で移動した時のことです。
参考記事:オーストラリアを一週間で東から西に車で横断したので、その時にかかった費用と各地域の詳細をまとめてみました。
西海岸のブルーム周辺で黒い牛が当たり前のようにハイウェイを歩いていました。それも大量に。僕がブルーム手前のガソリンスタンド兼ロードハウスに着いた時はすでに真っ暗だったんですよね。そして、このあまりの黒い牛の多さにビビってしまい、翌日は明るくなってから出発をしました。
この牛は野生なのか家畜なのかはわからないんですけど、ブルーム周辺に車で行く方はカンガルー以外にも「黒い牛」に注意してください。牛は車とそんなに重量が変わらないので、もし衝突したらカンガルー以上の被害間違いなしですよ。最低でも廃車じゃないですか?
まとめ 運転は明るいうちに。夜はなるべく運転しない
カンガルーの事故は暗い時間に多いです。僕が仕事が終わって家に帰るのが昼の1〜2時過ぎなんですけど、よくカンガルーの死体が転がっています。昼間でもカンガルーは飛び出してくるんですけど、夜よりはまだ少ないし、明るいので視野が広いですよね?なので、車を運転するのはなるべく明るい時のみ。これを心がけるようにしましょう。
もし、暗いうちに運転する必要があるのであれば絶対にスピードを出さない。これだけは心がけておいたほうがいいでしょう。
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