インドを旅行すると確実に利用するのがインド鉄道。前回は旅行者が利用するであろう一番低いグレードのスリーパークラスを利用したのですが、今回はその1つ上のグレードである3等車を利用しました。
3等車より上のグレードは2等車、1等車なのですが、この1〜3等車まではエアコンが付いています。そして、前回利用したスリーパークラス以下はエアコンが付いていません。
僕は前回初めてインド鉄道を利用したのですが、あまり調べておらず受付の人の「スリーパークラスでいいか?」という一言に頷いてスリーパークラスを利用しました。
あとで違いを聞くと、「エアコンが付いてるか付いてないかの違いだ」と言われたので、防寒対策もしてるし別にいっかということでスリーパークラスに乗ったんですね。
ただ、実際に乗ってみるとエアコンが付いてる、付いてない以外にもいろいろと違いがあったので、スリーパークラスとの違いを含めて3等車についてまとめてみました。
インド鉄道はエアコンが付くor 付かないで客層がまったく違う
インド鉄道は一番下のジェネラルクラス(GN)から一番上の1等車(1A)までとグレードがあるのですが、大まかにグレードを分けるとエアコンが付いてるか付いてないかで乗車賃がメッチャ変わります。
ちなみにジェネラルクラスはこんな感じ。これで10時間、20時間はやめたほうがいいでしょう。
下の料金表はブバネーシュワル〜ハイデラバードの料金表ですが、グレードによってまったく料金が違います。(2017年1月時点で1ルピー=約1.7円)
GN(ジェネラルクラス)とSL(スリーパークラス)はエアコンなし。1A・2A・3Aがエアコンありです。SLが525ルピーに対して3Aが1380ルピー。SLと3Aで料金が3倍近く違いますね?ここの部分で客層がガラッと変わります。このエアコンのあるなしで1つの差別化を図ってるのかな?という印象でした。
今回僕が乗ったのは3等車(3A)なので1370ルピー払いました。表より少し安かったです。
<ブバネーシュワルからハイデラバードのルート>
3等車の車内の様子
3等車の中はこんな感じ。
無賃乗車の人が乗ってくることはおそらくない
スリーパークラスは人が溢れかえっていて、座席以上の人が車内にいたんですね。なので、無賃乗車の人とかもいたと思います。(乗車券のチェックがなかった)
でも3等車では乗車券のチェックがきちんとありました。それも2回。あと、服装からして小綺麗ですし、客層が違います。みんな座席でスマホをいじって音楽を聴いてるようなレベル。インドでスマホを持てるのはほんの一部の富裕層のみ。3等車以上に乗ってくる人は富裕層の方がほとんどでしょう。
盗難などの防犯面は一応気をつけておいたほうがいい
3等車は盗難のリスクに関してはスリーパークラスと比べたらだいぶ下がるでしょう。とは言っても、ここは日本ではありません。荷物をワイヤーでロックしておくなど最低限の対策はしておくべきです。
正直な感想を言うと、ぶっちゃけ3等車は安全です。とか言って気を抜いてるとヤられるかもしれないので、一応気をつけておくか。くらいで平気かと思います。
3等車では座席は上段、中段、下段のどれでもいいかなと思います
3等車とスリーパークラスは車内の構造はほぼ同じ。違うのは「客層・エアコンの有無・電源の有無・寝具の支給」です。スリーパークラスの場合は荷物が誰の手にも届かないように上段をオススメしましたが、3等車であれば別にどの段でもいいのでは?と思いました。ただ、自分のタイミングで寝たいという方は上段をオススメします。
あまり無理をしたくないのであれば3等車以上のクラスを利用しよう
気をつけてればスリーパークラスでも特に問題はないんですけど、いかんせん雰囲気はあまり良くないです。とにかく、移動くらいは気をつかわずにのんびりしたいという方は3等車以上のクラスを利用することをオススメします。