2017年1月中旬。僕はハイデラバードという場所に滞在しています。場所はインドの中部。デカン高原の中央部でもあります。一応南インドに属するのですが、地図を見るとインドのど真ん中です。
また、ハイデラバードはインドで4番目の人口(約700万人)と大都市。そして、近年はIT産業でも有名です。インドでIT産業と言えばバンガロールとハイデラバードと言われるくらいです。
今回はしばらくハイデラバードに滞在したので、街の様子をまとめました。
ハイデラバードはイスラム系が非常に多い
ハイデラバードの街を歩いてると、ものすごいイスラム色の強い街という印象を受けます。
インド全体とハイデラバードの宗教割合の比較
インド全体での宗教の割合は以下のとおり
ヒンドゥー教徒79.8%、イスラム教徒14.2%、キリスト教徒2.3%、シク教徒1.7%、 仏教徒0.7%、ジャイナ教徒0.4%
(2011年国勢調査)
引用:外務省HP
ハイデラバードのデータは見つからなかったのですが、現地の人にイスラム教徒の割合を聞いてみると、半分くらいじゃないか?という声が多かったです。
インド全体ではヒンドゥー教徒が約80%と圧倒的に多いでので、データからもハイデラバードにおいてはイスラム色が非常に強い街と言えます。
庶民もみんな意外にお金を持ってる?
インドは一部の大富豪と多くの貧困層というイメージが僕の中にありました。僕はコルカタからインドに入国したのですが、コルカタではイメージ通りで見ていて明らかに貧困層なんだろうなという人を多く見かけました。
それが、ハイデラバードでは意外に身なりをきちんと整えてる人が多く生活に困ってるような人を見かけることはあまりありませんでした。
とはいえ、外面しか見てないので実際に本当にお金を持ってるのか。生活に困ってないのかどうかはわかりません。
コルカタと比べても街は綺麗です。とはいえ、インドなので日本人基準だとだいぶ汚いですけどね。
ハイデラバードで有名な食事といえば「ハイデラバード・ビリヤニ」
僕は現地に来るまで知らなかったのですが、インド料理には「ビリヤニ」という料理があるんですね。インド版カレーチャーハンみたいな料理なんですけど、インド国内の中でもハイデラバードのビリヤニは非常に有名なんだそうです。ということで僕も実際に食べてきました。
感想は、カレー風味のご飯といった感じでした。日本人なので普段から白米に慣れてるせいか、あまり新鮮味はなかったんですけど、美味しかったですよ。ぜひ、ハイデラバードに来たら一度は食べてみてください。
有名なレストランは「Grand Hotel and Restaurant」
ネットで探して見つけたんですけど、ハイデラバード・ビリヤニで有名なレストランは「Grand Hotel and Restaurant」というお店です。僕もこのお店に行きました。
2階の席が空いてるのでオススメ
恐らく、2階席はVIP用だと思います。とはいえ安いので気にならないでしょう。僕はチキン・ビリヤニとコーヒーをオーダーして会計が225ルピーでした。(約350円)
google mapで調べると「Grand Hotel and Restaurant」が2つ出てくるんですけど、南側が正解です。下の地図ではすでに正しい方のお店に設定してあるので参考にしてください。
ハイデラバードの主な場所
ハイデラバードを大きく分けると南部の旧市街。北部の新市街。2つのエリアの境界付近が中心部となります。
新市街地
文字通り近年開発されたエリア。富裕層が多い。富裕層向けのショッピングモール。中、高級ホテル。IT企業も新市街地に集中しています。治安はそこまで心配する必要ないと感じました。
旧市街地
昔ながらの町。庶民が多く住んでいる。バックパッカー向けの安宿も旧市街地に多いです。人がとにかく多く、治安の悪さは感じなかったけど、スリには気をつけたほうがいいでしょう。
ハイデラバードに旅行で行ったらどこに泊まるべきか
ハイデラバードは観光地としても有名なので、たくさんのホテルが街中にあります。
観光目的なら旧市街地が便利
観光目的でハイデラバードに来た場合、主に旧市街地を回ることになるはずです。昔ながらの建造物や街並みを肌で感じるのであれば旧市街地だからです。
ハイデラバードの観光地で有名なチャール・ミーナール(Char Minar)は旧市街地の中心のような存在です。この周辺に宿泊すると便利でしょう。ただ、安宿が多くバックパッカーのような安宿に慣れてる方には問題ないのですが、ごく普通の観光客には少し厳しい宿が多いです。
僕が旧市街エリアで滞在した安宿は「Metro Lodge Charming」
今回、僕が旧市街エリアで滞在したのは「Metro Lodge Charming」というホテル。
部屋の中はこんな感じ。
サクッと部屋の特徴をまとめるとこんな感じ。
- WiFi環境は最高。全く問題なし。
- お湯は出ない
- 部屋は汚くはない
- 時々近くのモスクから聞こえるコーランがうるさい
- オーナーは親切
- 安宿に慣れてるバックパッカーなら問題なし
- 素泊まり
- アメニティは無し
- 旧市街の中心である「チャミナー」まで歩いて1〜2分
僕は個室に泊まりましたが、ドミトリーもあるので宿泊費を抑えたいバックパッカーの方にはオススメです!
お金に余裕があるなら新市街地がベスト
ある程度お金に余裕があるなら新市街地にホテルを取るのが無難です。先ほども述べましたが、中高級クラスのホテルは新市街地に多いです。しかし、観光に交通費がかさみます。まぁ、インドのタクシーやリキシャはそんなに高くないのでびっくりするような額にはなりません。
僕はハイデラバードではUber(ウーバー)を使いましたが、街中の移動であれば30kmほどの移動でも300ルピーもかかりません。Uberは非常に便利なので検討してみてはいかがでしょうか?
僕が新市街地で滞在したホテルは「Treebo Angel Park」
今回、僕が新市街で滞在したホテルは「Treebo Angle Park」というホテル。
部屋の中はこんな感じ。ごく普通のビジネスホテルです。飛び込みで行くと1泊1500ルピーほどですが、ネットで予約すると1泊1200ルピーほどで予約できます。
部屋の特徴をサクッとまとめるとこんな感じ。
- WiFiは少し遅め。Youtubeを見るのは厳しいかも
- シャワーは熱々のお湯が出る
- 部屋は非常に清潔
- 大通り沿いにあるので車のクラクションの音が気になる人もいるかも
- バックパッカーにとっては豪華すぎる部屋
- 宿泊費に朝食も含まれている
- アメニティはシャンプーやタオルなど一通り揃ってる。水やコーヒーのサービスもあり
- 比較的中心部から近い。立地は非常に良い
ある程度の清潔な部屋で便利な立地を望む人にオススメのホテルとなります。
外国の駐在員や現地の超富裕層が住む「Hitecエリア」・「Gachibowliエリア」に滞在するのもあり
「Hitecエリア」・「Gachibowliエリア」は新市街地の中でも中心部から離れた場所に位置しています。僕は興味本位で「Hitecエリア」にも少し滞在したんですけど、特にこのエリアはお金持ちが多いです。写真を見たら一発でその理由がわかります。というのも、高級そうなマンションがたくさん並んでました。
僕がHitecエリアで滞在した格安ホテルは「Treebo Tara Residency」
僕がHitecエリアで滞在したホテルは「Treebo Tara Residency」。静かな環境なので、騒がしい街中から離れて滞在したい方には非常にオススメできます。僕が滞在した時は1泊あたり約2000円でした。
ハイデラバードの観光地
今回、僕が行ったのはこちら
ゴルコンダ・フォート(Golconda Fort)
郊外というほどではないけど、ハイデラバードの西側にある観光地。石造りの建物がたくさんある。入場料は外国人200ルピー。インド人15ルピー。
チャミーナー(Char Minar)
ハイデラバードの旧市街地エリアの中心的存在。お金を払うと上に登れるみたいです。(僕は登ってないです)
その他の観光地はガイドブックを参考にしてください。少し遠いですが、郊外には世界最大規模の映画スタジオ(ラモジ フィルムシティー)があります。ただ、色々記事を読んでみてもそんなにいい評判はなかったです・・・
ハイデラバードに訪れる際に役に立てば幸いです。