2017年3月6〜11日までインド南部にあるハンピという小さな村に滞在していました。ざっくりと場所を説明すると、「バンガロール」と「ハイデラバード」の間らへんです。
ハンピには世界遺産にも指定されてる遺跡があるのですが、僕は滞在中に何かするわけでもなく、ただ何もせず過ごしました。少し高い場所に行って夕日を見るくらいですかね?
インドを旅してると、どこにいてもうるさいし疲れてしまう人も多いかと思います。そんな疲れた時に特に何もせず過ごす。そんな場所としてハンピを選ぶのは最適でしょう。
というわけで、今回はハンピについて記事をまとめました。
※追記(2018/2/10)
ハンピは2017年12月に政府の方針により宿、レンタルバイク、レストランの営業が禁止になったそうです。
なので、宿泊する際は近くのホスペットという街。もしくは、ハンピから川を渡ったところにある村であれば可能とのこと。
期待していったハンピ。政府の方針で約2ヶ月前に宿・レストラン・レンタルバイク禁止に。ドアが閉まったままの街はなんか悲しかった。
— えりな@世界ふらふら中🇮🇳 (@Erina_trip) 2018年2月8日
ハンピは変わってしまった様だ。ゲストハウスやレストランは閉店を余儀なくされ、店名をペンキで塗り潰した家々が並ぶ。想像と全然違ってる。沈没は無いな😒
— たかこ@インド〜ネパール (@tatiana7855) 2018年1月24日
去年、ハンピに行っといて本当によかった。https://t.co/QmyxovC6bK
— 小田遼太郎@ベトナム (@FreeS_Traveler) 2018年2月10日
ハンピは遺跡の残骸、岩だらけの街
ハンピはヒンドゥー教の聖地。というわけで、たくさんのヒンドゥー寺院や宮殿が建てられました。しかし、16世紀半ばにイスラム勢力によって制圧され、破壊されたんですね。そして、現在残ってるのはその残骸となります。
1986年に世界遺産に登録。しかし、アクセスがあまりにも悪く知名度はそこまでありません。僕自身、ハンピのことはインドに来てから知りました。インドで出会った旅人に「ハンピいいよ!」と言われて存在を知ったというだけで、当初は行く予定なんてありませんでしたし。
ハンピは何が有名なのか?
ハンピに行く前は「ハンピいいよ!」くらいしか知らなかったのですが、現地で滞在してから知ったこともあるので、それら含めてまとめました。
ヒンドゥー教の聖地
先ほども少し触れましたが、ハンピはヒンドゥー教の聖地です。なので、ハンピに来て遺跡巡りをするのが、ハンピですることのうちの1つに挙がるでしょう。
僕は参加してないのですが、リキシャを貸し切って遺跡を巡るというツアーもあります。聞いた話だと約500ルピー。数人でいけば割り勘で安く済みますね。
ボルタリング
ボルタリングが有名らしい・・・という話はうっすら聞いていたのですが。ハンピにボルタリングの用具をレンタルできるお店もあるみたいです。(同じ宿に泊まっていた旅人の方から聞きました)
確かに、岩だらけの街なので登れる岩もたくさんあるでしょう。中には、ボルタリング目当てでハンピに来る人もいるそうですよ!
夕日がキレイ
有名なのかどうかは別にして、ハンピの夕日は別格でキレイでした。
登るまでは一苦労ですが・・・宿から歩いて30分くらい掛かりました。「Mathanga Hill」という場所です。
ハンピの街並み
ハンピの街並みですが、文章で説明するよりは写真を見てもらったほうが早いでしょう。というわけで、いくつか写真を貼り付けます。
ハンピではサルに注意
ハンピにも道ばたに色々な動物がいるのですが、サルには注意です。食べ物を常に狙ってるので、外で食事するときは気をつけましょう。
ハンピの気候
僕が泊まってたゲストハウスで働いてる女性の方から聞いた情報です。
- 12〜2月:涼しい。ハンピのハイシーズン
- 3月:暑い
- 4〜5月:メチャクチャ暑い
- 6〜8月:雨季
- 9〜11月:パッとしない天気
ざっとこんな感じだそうです。
ちなみに、僕が滞在した3月の昼間は35℃くらい。とてもじゃないけど、外を出歩こうとは思えませんでした。いつもレストランに駆け込んでラッシー飲んでましたね。夜は涼しくて快適でした。
ハンピにあるレストラン
ハンピには観光客向けのレストランがたくさんあります。その中でも僕が実際に利用したレストランを紹介します。ハンピにあるレストランはどこも値段は少々高めで200ルピー前後です。また、ハンピはヒンドゥー教の聖地ということもあり肉と酒は基本的に禁止。
Mango Tree
滞在中に2回行きました。ハンピにあるレストランの中ではかなり広い方です。僕が食べたのは「スプリングロール」。これだけだと「春巻き?」みたいに感じるでしょう。実際に来た料理はこちら。
想像とは全く違ったけど、味はカレー風味の菓子パンみたいな感じでした。こちら100ルピー。
Sunrise Restaurant
今回のハンピ滞在中に一番多く利用したかもしれません。1日に2回行くなんてことがよくあった気がします笑
僕はこのレストランのマルガリータ(200ルピー)が気に入ってよく食べていたんですね。
Ravi’s Rose
ここで食事はしていないのですが、ビールを飲むことができます。僕はよくここでビールを買っていました。500ml缶のKingfisher(インドで有名な安いビール)で200ルピー。
しかし、ハンピ周辺の町にはもっと安く売ってるので、宿の人たちで飲み会みたいなことをする場合、近くの町まで買い出しに行った方が安いです。135ルピー(だったと思う)で大瓶のKingfisherを買うことができます。
Chill Out
Chill Outは街中に2つあります。上の地図は新しい方のChill Outで、写真は古い方のChill Outです。僕は古い方に行きました。この2つは100mくらいしか離れてないので、行けば場所はすぐにわかります。
Tibetan Restaurante
外観を撮り忘れたので、店の内部の写真を。
ハンピに来て最初に利用したレストラン。ちょっと料理が出てくるのが遅いのが難点。チーズマッシュルームモモが美味しかった。
Sudha Guest House&Restaurante
僕が利用したKalyan Guest Houseの目の前。ここのラッシーはキンキンに冷えていて美味しいので非常にオススメ。特に、昼間は暑いですし。メニューにもよりますがラッシーは60〜80ルピー。(写真を撮り忘れてしまいました・・・)
あと、韓国料理を食べられます。ん〜まぁ食べられるかな?という感じですが。僕はキムチラーメンを注文しました。
ハンピにあるホテル&ゲストハウス
ハンピは観光地ということもあり、町中にホテルやゲストハウスがあります。これでも1月や2月のハイシーズンはホテルが満室になるみたいですが。
カルヤンゲストハウス(Kalyan Guest House)
僕が利用したのは「カルヤンゲストハウス(Kalyan Guest House)」オーナーはインド人ですが、奥さんが日本人。日本人がよく利用するゲストハウスとして知られています。
日本人宿ではありませんが、日本人と韓国人の割合が多いです。僕が滞在した期間もほとんどが韓国人と日本人でした。
シーズンで宿泊費は変わりますが、僕が滞在した2017年3月は1泊の宿泊費がドミトリー150ルピー。屋上100ルピー。個室は700〜800ルピーほどだったと記憶しています。僕はドミトリーを利用。
ハンピへの行き方
ハンピから一番近い大きめの町はホスペット(Hosapet)。ここには鉄道駅もあります。バンガロールから400ルピー弱でインド鉄道でホスペットに来たという旅人もいました。
ホスペットからハンピまではリキシャでも行けますが、バスもあります。30分ほどで料金は17ルピー。
インド各地からホスペットorハンピまでの長距離バスが出ている
僕が把握しているだけで「ムンバイ」「ハイデラバード」「チェンナイ」「バンガロール」「ゴア」このほかにもたくさんあるはずです。意外に色々な都市からバスがありますよ!
ちなみに、僕はゴア(Goa)からハンピへの直通バスで行きました。ACスリーパーで1400ルピー。
ハンピに最寄りの空港はない
ハンピ周辺に空港はありません。なので、ハイデラバードorバンガロールまで飛行機で。そこからバスか鉄道で向かうのがいいでしょう。チェンナイまで飛行機で来て、そこからバスで来たという人もいました。
ハンピでのオススメの過ごし方は「何もしない」
これは僕の個人的な意見ですが、ハンピでは何もせず過ごすのがいいと思います。こじんまりとした街で、どこに行くにも街中であればすぐに行ける。遺跡の観光をするとはいっても半日もあれば十分です。
ハンピには観光客向けのカフェやレストランが至る所にあるので、そこに入り浸って本を読んだり音楽を聴きながらラッシーやチャイでも飲めばいいのでは?
それか、同じ宿に泊まってる旅人と色々話したりするのもアリですし。ハンピは旅人の溜まり場のような場所です。日本人も多く訪れています。
ハンピに行けばインドやその他の国の旅情報をお互いに交換する機会もたくさんあるはずですよ。ハンピは観光するために行くというよりは、休憩をするために行くという感じです。
僕自身、ハンピに滞在した5日間は本当に何もしてません。レストランで食事して夕日見てビール飲んで寝るといった感じでした。宿にはたくさんの日本人の方がいたので、お話ししたりトランプで遊んだり。ネット環境も良くないので、ブログも完全に放置でした笑
というわけで、なんだか色々疲れた人。インドのうるさい環境に嫌気がさした人など休息を取りたい方はぜひハンピに行ってみてください。そして、リフレッシュして次の旅先に向かってみてはいかがでしょうか?