18時間!ラワルピンディからギルギットへの移動を徹底解説!

2017年7月上旬。僕はパキスタンを訪れました。今回はパキスタンの首都イスラマバードの隣町「ラーワルピンディ」から「ギルギット」へバスで移動した時のお話です。

ラーワルピンディとギルギットの移動は特殊な事情があるのでこの区間をバスで移動する方はぜひ参考にしてください!

イスラマバードについてはこちらの記事を参考にしてください。

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ラーワルピンディにあるバスターミナルについて

ラーワルピンディのバスターミナルですが場所はこちらになります。

このバスターミナルからはパキスタンのほぼ全域を網羅する路線が出ていると言われています。

NATCOのチケット売り場は入口付近にある

この後に説明するNATCOのバスチケットの売り場ですが、入口付近にあります。写真を撮るのを忘れてしまったのでありませんが、レストランやお店と同じ場所に並んでいます。それ以外の場所で売ってるバスチケットは全てNATCOではありません。

 

ギルギットにあるバスターミナルについて

ギルギットのバスターミナルですが場所はこちらにあります。

ギルギットのバスターミナルはそんなに大きくないのでNATCOのチケット売り場は行けばすぐにわかります。建物に大きく「NATCO」と書いています。

 

NATCOというバスについて

パキスタンにはNATCOというバスがあります。Northren Area Transport COrporationの略で、文字どおりNATCOという会社が運営しているバス路線。政府の管轄だと言われています。

ラーワルピンディ〜ギルギットにもNATCOのバスNATCOでないバスがあります。値段はNATCOの方が高いです。

今回、僕はNATCOでないバスに乗ったのですが運賃は1200ルピー。所要時間は道路状況に左右されますが僕が乗った時は18時間。

NATCOのバスは1600ルピーだったり2000ルピーを超えるバスだったり様々ですが、NATCOでないバスよりも高いです。

今回、僕が利用したバス。NATCOではありません。

NATCOのバスとそうでないバスの違い

サクッと答えると、NATCOは政府の管轄。それ以外は旅行会社が運営してるといった解釈でいいでしょう。

何かトラブルに巻き込まれた時にNATCOのバスは政府が介入してくれる

現在、パキスタンはお世辞にも情勢が安定してるとは言えません。特にパキスタン・アフガニスタンの国境なんて外務省の海外安全情報のHPではレベル4の退避勧告が出ているくらいです。

そして、ラーワルピンディ〜ギルギット間も一部レベル3の場所を通ります。もし、テロに巻き込まれたなど何かしらトラブルがあった場合にNATCOであれば政府の保証があるということです。具体的にどのような補償があるのかはわかりませんが。

なので、基本的にはNATCOのバスをオススメします。僕はギルギットでこのお話を聞いたので、もし知っていたらNATCOのバスを利用していたでしょう。

現地の人が言うのはNATCOのバスは保険付き。それ以外は保険が付いてない。そういった表現をしていました。

 

ラーワルピンディからギルギットまでの道のり

道路は舗装されている

ラーワルピンディとギルギット間の道ですが、ほぼ舗装されているのでそんなに辛い思いはしないはずです。

所要時間は特に何もなければ18時間

ラーワルピンディ〜ギルギット間は特に何もトラブルがなければ18時間です。僕が利用したバスは20時発でした。この区間は夕方から夜にかけてのバスが多い印象です。

途中休憩で寄った街

土砂崩れが非常に多い

僕が通った時は何も起きなかったので予定通りの18時間で到着しました。他の旅行者に話を聞いてみると「土砂崩れで2日かかった」などの話をよく聞きました。なので、この区間に関しては所要時間の情報は無意味と考えておいた方が無難でしょう。

パスポートチェックが非常に多い。パスポートコピーが10セット必要

ラーワルピンディ〜ギルギット間は検問がたくさんあります。僕はバスに乗る前にドライバーの方に「パスポートコピー(顔写真とビザ)が6枚必要」と言われ、バスターミナル内にあるコピー屋でコピーしました。そして、実際に全て使いきりました。

バスでギルギットへ行く場合は事前にパスポートの顔写真とビザのコピーを6セット用意しておきましょう。とはいえ余裕を持って10セットくらいあってもいいのでは?と思います。というわけで、ここでは10セットと言い切っておきます。

各検問でパスポートコピーを提出する

パスポートコピーの用途ですが、各検問でパスポートコピーを提出します。僕の場合はドライバーにコピーを全部渡してドライバーが提出しに行ってました。

3回だったと思いますが、「本人を連れてこい!」ということで、僕自身がドライバーと同行してよく分からない事務所のような場所でサインを書いたり行き先などの質問を受けましたよ!

 

まとめ

さいごに、ラーワルピンディ・ギルギット間のバス移動で大事な情報をまとめておきました!

ラーワルピンディ・ギルギット間のバス移動で大事なことまとめ

  • ちょっと高いけどNATCOのバスで移動すること!
  • 土砂崩れの多い区間なのでかなり時間がかかったり、通れなくて引き返すことも想定しておくこと!
  • パスポートコピー10セット(顔写真・ビザ)を必ず用意!

この区間は他のバス移動と比較しても特殊な感じがあったので記事にしました。特にパスポートコピーは絶対に忘れないでくださいね!

この情報が役に立てば幸いです。