今回は、中国→キルギスの国境越えについて。僕が2017年7月中旬頃に中国・カシュガルからキルギス・サリタシュまでイルケシュタム国境を越えて移動した時のことについての記事をまとめました。
僕がこの国境を越えた時は中国とキルギス間の仲が悪くなっており、国際バスのカシュガルーオシュの路線も廃止。ということで、細かく刻んで移動することになりました。
国際バスがあれば僕は間違いなく利用していたのですが・・・料金は570元と高めですがラクですし。しかし、廃止となってしまったので仕方ないですね。
1元=約16.5円。1ソム=約1.6円。(2017年7月時点)
カシュガルを含めたウイグル地区はウイグル時間と北京時間の2つ存在します。国境など政府管轄は全て北京時間が適応されています。そして、特に注意書きがない限りこの記事に表記してる時間は全て北京時間です。
中国・カシュガル→キルギス・サリタシュまでの国境越えの大まかな流れ
ここでは国境越えの大まかな流れを説明していきます。
- カシュガル→ウチャ:バス(30元)
- ウチャ→イミグレ:バスドライバーと交渉(5元)
- 中国側イミグレ→キルギス側イミグレ手前:ミニバス (途中昼休憩) 1人100元
- キルギス側イミグレ手前→イミグレ:ヒッチハイク
- イミグレ→サリタシュ ヒッチハイク 4人で100元
カシュガル→ウチャまでの移動
カシュガルからウチャまではバスでの移動になります。
カシュガルのバスターミナルの位置について
カシュガルのバスターミナルは以下のとおり。以下の地図ではあえて鉄道駅の場所を示していますが、バスターミナルは鉄道駅の目の前です。
カシュガルのバスターミナルまでは市内を循環してる路線バスで行くことができます。番号は17・20・28・29の4つであればどれでもOK。このバスの終点が鉄道駅ですが、その1つ手前で降りると目の前がバスターミナルになります。路線バスの運賃は1回1元(約16円)です。
このバスターミナルでウチャ行きのチケットを買ってウチャまで行きましょう。2017年7月中旬時点で30元(約500円)。僕は9時半のバスに乗車しました。
ウチャ→中国側のイミグレまでの移動
これはどういうことかというと、カシュガルからウチャまで行くバスはウチャの街まで行くだけであってイミグレまでは行きません。
というわけで、バスの到着地点に着いた時にドライバーに交渉しましょう。僕は5元で交渉イミグレの入口まで連れていってもらいました。歩ける距離ではないので交渉しましょう。ただ、僕の場合は他に僕を除いて4人国境に向かっていたので、1人で行く場合はもっとかかるかもしれません。
中国側のイミグレ→キルギス側のイミグレへの移動
ドライバーにイミグレ手前まで連れて行ってもらうと、そこから検問を通ってイミグレまで歩きます。距離はどんなもんだったかな?20分くらいは歩いたような記憶が・・・ここで出国審査を行います。
12時〜14時は休憩らしい
ここの国境は昼休みがあり、その間は国境が閉まります。その時間が12時〜14時と言われています。確かに、その時間は国境付近にあるレストランで昼休憩でしたし。ウチャから9時半のバスに乗ればちょうど出国審査を終える頃に12時になります。
イミグレからはタクシーでキルギスとの国境まで移動
ここのタクシーは一律で1人100元。中国とキルギスの国境線まで連れて行ってくれます。
キルギス国境からイミグレまではトラックをヒッチハイク
ここの国境は国をまたいで様々なものを輸送しているらしく、トラックが頻繁に通っています。なので、ここではトラックをヒッチハイクすることになります。
もしくは25元払えばイミグレまでタクシーを呼んでやるとキルギスの軍人の人に言われました。
キルギス側のイミグレ→サリタシュまでの移動
イミグレで入国審査を終えて少し歩いたところにボッタクリのタクシードライバーがウロウロしています。間違いなく声をかけられます。もし、彼らを利用したくないのであればイミグレから歩きつつヒッチハイクするしかありません。
ちなみに、ボッタクリタクシーは平均で1人1500ソム(約2500円)を要求してきます。
僕はヒッチハイクでトラックドライバーと交渉し、4人100元(約1600円)で手を打ちました。1人約400円です。
ヒッチハイクしてる様子をタクシードライバーに見られると面倒になる恐れがある
国境でヒッチハイクしようとするとタクシードライバーが何かしらいっちゃもんをつけてきます。なので、イミグレから遠く離れた場所までは歩いて、タクシードライバーから見えない場所でヒッチハイクをしましょう。
一気にオシュまで移動しようかと思ったけどやめた
キルギスの首都ビシュケクを目指す人に当てはまることです。今回、余裕があれば一気にオシュまで移動しようか?という話になったのですが、やめました。理由は暗くなる前に宿にチェックインしたかったからです。
カシュガルからオシュまでは運よくロスもなく移動できれば行けると思いますが、サリタシュで一旦区切った方がいいと僕は感じました。
カシュガルで利用したホテル「Pamir Youth Hostel」について
僕がカシュガルで利用したホテルは「Pamir Youth Hostel」です。
WiFiも早く、お湯も出ます。非常に快適でしたよ!
サリタシュで利用したホテル「Eliza Guest House」について
僕がサリタシュで利用したホテルは「Eliza Guest House」です。サリタシュにはこの他にも15件ほどホテルがあると言われてるのでどれでもいいでしょう。
素泊まり300ソム。夕食付きで400ソム。朝食・夕食付きで500ソム。床に布団を置いただけのドミトリーです。近くにレストランはないので、食事は付けたほうがいいかと思います。
両替は街中でいくつかできる場所があります。宿の人に聞けば詳しく教えてくれますよ!
サリタシュ唯一のガソリンスタンドに宿情報の看板があるので、その他の宿は現地で確認してください!
Eliza Guest Houseが手配するタクシーはオススメできない
また、Eliza Guest Houseではオシュ行きのタクシーを手配してくれますが、300ソムで行けるところを400ソム請求してきますし、実際に利用したタクシーはオシュの中心部ではなく郊外までしかいってくれませんでした。
「中心部まで行って欲しかったら追加で500ソム払え」という文句付きですね。5kmほど離れた場所だったので、タクシーで100ソム程度で移動できる距離です。
結局、郊外で降りて新しくタクシーに乗り換えました。100ソム。そこでも到着後に200ソムに釣り上りましたが・・・結局無視して100ソム払って強行突破しました。キルギスの流しのタクシーはあまりよろしくないですね。
というわけで、今回は中国→キルギスの陸路国境越えについての記事でした!