2018年11月15日〜11月30日まで、僕はアンナプルナサーキットトレッキング(Annapurna Circuit Trekking)に挑戦していました。
「アンナプルナ」なんて聞いてもよくわからない人が大半だと思いますし、アンナプルナがネパールにあるってことすらわからない人も多いのではないでしょうか?
わかりやすく表現するとヒマラヤの山々に位置する数あるトレッキングルートの中でも代表的なトレッキングルートの1つです。所要日数は2~3週間程度。
この記事では「アンナプルナサーキットトレッキングとは何なのか?」というテーマで記事をまとめています。
>>アンナプルナサーキットトレッキングにかかる費用はトータルでいくらなのか?【個人手配の場合】
アンナプルナサーキットトレッキングとは何なのか?
アンナプルナサーキットトレッキングをもう少し掘り下げて表現すると「アンアプルナの山々の周辺をぐるっと一周するトレッキング」のことです。
一般的にはベジサハル(Besisahar)という街がサーキットトレッキングのスタート地点で、ジョムソン「Jomsom」という街が終着地点。
一番の山場はトロンラパス(Thorong La Pass)という標高5400mの峠を超えるルート。
標高5000mを超えるのはこの1日だけで、辛いのはこの日だけだった気がします。部分的に急な上り坂でキツかった場所はいくつか点在しましたが。
標高が高いだけで、トレッキングルートそのものはそんなにキツいものではありません。高山病にさえ気をつければ老若男女問わず誰でも挑戦することは可能です。
実際に60歳くらいの方でも挑戦しているのをよく見かけました。
2018年11月時点で1ルピー=約1円です。とはいえ、変動はよくあるので自分が行く時期にはレートを必ず確認しましょう。
アンナプルナサーキットトレッキングにかかる費用について
ざっくりとアンナプルナサーキットトレッキングにかかる費用の項目を一覧に書き出すとこんな感じ。
・日本ーカトマンズのフライト
・カトマンズーベジサハルへの移動費
・トレッキング後のポカラへの移動費
・ポカラーカトマンズへの移動費
・トレッキング中にかかる費用
・トレッキングに必要な持ち物や装備にかかる費用
アンナプルナサーキットトレッキングはガイドやポーターを雇わずに個人手配で来ている人を多く見かけました。また、僕自身も個人手配で全て手配しました。
日本ーカトマンズのフライト
カトマンズまでのフライトはスカイスキャナーやGoogle Flightで簡単に調べることができます。だいたい10万円前後が相場といった感じでしょうか。
カトマンズーベジサハルへの移動費
僕は泊まっていたホステルで手配しました。1200ルピー払いました。が、同乗していたインド人が400ルピーで購入したというお話を聞いて若干萎えてましたw
ただ、僕が宿泊していたタメル地区から少し離れたバスターミナルで直接購入する必要があり、往復のタクシー代とかを考えたらぶっちゃけそんなに大差ないです(負け惜しみw)
時間をかけたくなかったら、サクッとホステルで手配してもらいましょう。
トレッキング後のポカラへの移動費
トレッキングが終わったらポカラへ移動することになります。大方の人はジョムソンから移動するのですが、僕はタトパニという温泉で有名な街に寄ってからポカラへ移動しました。
ジョムソンータトパニ:約5時間・880ルピー
タトパニーポカラ:約8時間・550ルピー
ジョムソンーポカラ間の道は崖の横を通る本当に極限の悪路なので、時間通りに到着することは基本的にないと考えてください。
アンナプルナサーキットトレッキングの終着地点「ジョムソン」からバスで温泉で有名なタトパニへ移動するときに利用した公共バス。
ここをバスで通ろうという発想がヤバい。ジープにしとけばよかったと思いましたw#アンナプルナサーキットトレッキング #ネパール #アンナプルナ pic.twitter.com/siuwOQ61tK
— 小田遼太郎@一時帰国中 (@FreeS_Traveler) 2018年12月27日
ポカラーカトマンズの移動費
これは、バスで移動するか飛行機で移動するかの2択になるでしょう。
バスだとローカルバスの500ルピーからグリーンバスという高級バスの2850ルピーまで幅広く選択肢があります。
飛行機だとUSD85~100くらいかなといった印象です。
トレッキングの準備にかかる費用
TIMS(トレッキングの登録料)とACAP(アンナプルナの入山料)
TIMSが2000ルピー。ACAPは3000ルピー。カトマンズかポカラで取得可能。これは必須です。
あとは、カトマンズからベジサハルへ行く交通費。ポカラからカトマンズに戻る交通費など。
余裕をみてトータル1万ルピーほどで充分です。
あとは、装備などにかかる費用は個々で変わってくるのでこれは割愛。
トレッキング中にかかる費用
アンナプルナサーキットトレッキングにかかる費用ですが、ざっくりと「2000ルピー×日数」です。
ただ、これだけを持って行くとギリギリか足りないので「2500ルピー×日数」を現金で用意するとちょうどいいでしょう。
というのも、トレッキング中にクレジットカードが使える場所はないです。そして、ATMもないです。
なので、ギリギリの現金を用意して行くと大惨事になりかねません。
いずれにせよトレッキングの後にポカラやカトマンズで滞在するのであれば宿代や食事代でお金は使うでしょう。
「2500ルピー×日数」は最低でも用意して、余裕があるのであればさらに5000ルピーほど余分に持っておくことをオススメします。
僕は16日間のトレッキング+3泊ポカラ滞在でトータル5万ルピーを現金で用意しました。
僕はTIMS・ACAP・カトマンズからの移動費・ポカラで3泊した時の滞在費・ポカラからカトマンズへの移動費を全て含めて5万ルピーを現金で用意しました。5万ルピーを用意すれば基本的には足ります。
また、ポカラはネパール第二の都市。さすがにATMありますし、クレジットカードも使えます。(VISAが確実。Masterは場所によって使えない。)
なので、ポカラでの滞在費やポカラからカトマンズへの移動費については足りなかったらATMでお金を引き出せばいいので考慮しなくても問題なし。
というわけで、5万ルピーを用意すれば充分だというのが僕の見解です。
アンナプルナサーキットトレッキングの費用に関する記事も用意しているのでよかったら参考にしてください。
>>アンナプルナサーキットトレッキングにかかる費用はトータルでいくらなのか?【個人手配の場合】
アンナプルナサーキットトレッキングに必要な持ち物・装備について
アンナプルナサーキットトレッキングに必要な持ち物・装備に関しては別記事に超詳しくまとめているので、そちらの記事を参考にしてください。
>>アンナプルナサーキットトレッキングに必要な装備・持ち物についてわかりやすく解説!
アンナプルナサーキットトレッキングは初心者でも可能か?
これに関してですが、初心者でも充分に可能と言い切れます。
ルートそのものはそこまでキツいものではないですし、実際に60代くらいの方でもたくさん登ってる方がいました。
絶対的に気をつけなければならないのが高山病です。高山病さえ気をつければそんなに難しいルートではないので、比較的簡単に登ることができるでしょう。
>>アンナプルナサーキットトレッキングにかかる費用はトータルでいくらなのか?【個人手配の場合】