知ってましたか?オーストラリアって賃金がメチャクチャ高いんです。最低時給は州によって違いますけど、だいたい$16くらい。今のレートだと約1300円くらいでしょうか。これが、最低賃金です。ただ、実際はどこも20ドルは超えています。
なので、若い人はワーキングホリデービザを利用して出稼ぎに来る人が多いです。特に台湾人。日本人は語学を勉強して・・・※ローカルで働きたい!!と言ってる人が多いような気がします。※オーストラリア人が普通に働いている職場。日本人は日本人が経営するジャパレスで働く人が多いためこのような表現をしているのかな?
なので、台湾人のハングリー精神はハンパではありません。どんなことにも果敢にチャレンジしていきます。どんな僻地に行っても台湾人は基本的にいます。僕が今住んでいるKarrathaでも台湾人がたくさん働いています。
そんな台湾人。何でオーストラリアに稼ぎにくるのか。台湾は賃金が低い。僕の同僚は台湾の東側にある田舎町出身らしいのですが、平均月収7〜8万円くらいだそうです。一ヶ月働いてもiPhoneが買えないと嘆いていました。
実際は台北辺りだったらもっと賃金は高いのかもしれませんが、日本よりは低いです。そして、オーストラリアと比べたら圧倒的に低いです。そんなこともあり、台湾人は稼ぎにオーストラリアに来ている人が多いです。ちなみに、その同僚はオーストラリアで貯金して家を買うと言っていました。まぁ、全額は無理でしょうけど、頭金くらいは楽勝でしょう。
今回は、そんなお金を稼ぎにワーホリでオーストラリアに来る方(出稼ぎワーホリ)にお伝えしたい心得を10個紹介したいと思います。
ちなみに、今月からは掛け持ちをやめたので、現在は週給2000ドルも稼いでいません。現在は週給1300ドルくらいです。貯金の最低目標額が貯まったのと、このWebサイトに力を入れようと思ったからです。今年の12月から始める数ヵ年計画の旅では、このWebサイトからの収入でやっていけるようになればと思っています。(まぁ、実際はこのペースで働けば旅費も数百万円くらいは貯まりそうですが・・・)
目的がないと続かない
「あしたはもっと遠くへいこう」というブログの記事に「目的」について非常に良いことが書かれていたので、読んでみて下さい。前原和裕さんという方が運営しているWebサイトです。
・半年間で100万円貯金する。オーストラリアワーホリで貯金できる仕事と地域を7つ紹介します。
「オーストラリアのワーホリで稼ぐなら、目的を持って稼いでほしい」ということです。
なぜなら目先のおカネのためにオーストラリアで働いてしまったら、日本の会社で目標なく働くことと変わらないからです。
オーストラリアはたしかに時給が日本よりいいと思います。1.5倍から4倍くらいはするでしょう。
貯金するスピードは日本よりラクで早い。言わば裏技みたいなものです。でもオーストラリアにワーホリビザでいられるのは最長で2年間です。
人生80年間あるんだから、オーストラリアで貯金したおカネだけだとやっていけません。だからぼくはその後のことも考えてほしいと思います。そのおカネを自分を成長させるために使うなら価値はある。でもただ遊ぶために使ってしまったら、それは宝くじが当たって使ってしまうのと似ている気がします。
そしていま偉そうに言いましたが、これはぼくの失敗談からきています。ぼく自身オーストラリアに渡り、物価の高さに泣きそうになりました。だからおカネを求めて稼げると噂のチェリーピッキングもしたことがあります。
でもおカネを稼いでも満足感は得られなかったんです。「オーストラリアで100万円稼げるぞー!」と言われて「一瞬マジで!?」と振り向きましたが、でも長くモチベーションは続きませんでした。
この意見に100%同意します。ワーホリに限らず、目的を持つことは非常に大事です。目的は直接モチベーションに影響します。その稼いだお金で何をしますか?目的があるのであれば良いでしょう。ただ、お金を稼ぎたい。そういった方には出稼ぎワーホリはおすすめしません。というより、絶対に続きません。僕は週80時間ペースで働いていました。多いときで週90時間以上働いた週もあります。これはモチベーションがないとまず無理です。「起きてる間=仕事時間」といった感じなので。
僕はタンザニアでの学生生活とその前の旅の資金を稼ぐという目的があったからこそ、続けられたのだと思っています。
稼ぐためにオーストラリアに来る人は、何の目的でお金が必要なのか。一度考えてなおしてみて下さい。そして、本当に必要なのであればオーストラリアで頑張って働きましょう。
最初からある程度の語学力が必要
オーストラリアで稼ぎたい人は、最初からある程度の語学が必要です。オーストラリアで稼ぐのであれば、仕事の選択肢はローカルジョブしかありません。「ファームは稼げる!」という人は、オーストラリアの仕事事情を何も分かっていません。本当に稼げるのであればワーホリ連中ではなく、オーストラリア人が殺到するでしょう。なぜ、ファームにオーストラリア人がほとんどいないのでしょうか。他に稼げる仕事があるからです。
例えば、僕が以前紹介したマイニングジョブなんてのはほとんどがオージーとキウイです。ワーホリなんてほんのわずかです。そりゃ時給の最低ラインが50ドルだったら、みんな殺到しますよね。
ほとんどがオージーとキウイ。そんな中で働こうというのであれば、当然ですが最初からある程度の語学力が必要になってきます。
最初からある程度まとまったお金が必要
もし、最初から良い仕事を見つけたければ車を買いましょう。ワーホリが良い仕事を見つけられるのは基本的に僻地です。そして、僻地では採用条件に車の所持の有無がある場合が多いです。
車はボロボロの安いのではなく、ある程度の値段が付くまともなものを買いましょう。($5000前後)手入れを怠らなかったら、買ったときとほぼ同額で売れます。安いのは売る時に価値が下がる場合が多いです。その他にもマイニングサイトで働く場合はライセンスが必要です。
また、これは精神的な問題ですが金銭に余裕があると精神的にも余裕が出てきます。精神的に余裕があると、正確に物事を判断することができます。そうやって、冷静に判断を下した結果が仕事を見つけることに結びつくこともあるでしょう。
所持金が尽きそうになると精神的にも追い込まれます。追い込まれたらそりゃ死にもの狂いで何とかしようとしますけど、本当に尽きたら何もできませんからね。
最初から稼ぎに働く場合はそもそも最初から初期投資を惜しまないという覚悟も必要です。もし、お金を貯めるのであれば、リゾートバイトがオススメです。
というのも、リゾートバイトであれば収入を丸々貯金に回すことができるからです。それに、ワーホリ経験者やこれから海外に行く人なんかも多いでしょう。お金が貯まる上に様々な出会いがあるのでオススメです!
入国前に徹底的に情報を集める
本当にオーストラリアで稼ごうという人は、入国前からすでに勝負は始まっています。情報を徹底的に調べ上げましょう。僕は、カナダで働いていた時に同僚のオーストラリア人からたくさんの情報を仕入れました。稼げる場所を知っているのは、その国の出身者、もしくは台湾人です。
台湾人の情報網には本当に脱帽ですよ・・・
為替のチェックは欠かさない
オーストラリアドルは変動が激しいです。1ドル100円まで上がったときもあれば、昔は1ドル70円を下回ったときもあります。大昔ではありません。ここ10年以内の話です。もし、オーストラリアに行く目的が「稼ぐ」というのであれば為替は欠かさずチェックしましょう。だって、1ドル60円を下回ったら日本で働くのと大して変わらないでしょ?
大都市は避けた方が無難
「稼ぐ」ということに特化するのであれば大都市は避けた方が良いでしょう。理由は2つ。
一つ目は誘惑が多い。「稼ぐ」目的の人は要するに「貯金」が目的なわけですよね?それなら出費を最小限に抑えた方が良いですよ。大都市なんかに住んでたら誘惑がありすぎてすぐにお金を使ってしまいそうで怖いです。
二つ目は、大都市は仕事が見つかりづらいです。人がたくさんいますからね。以前書いた記事にも書きました。
「僻地にある大ききもなく小さくもない街。そして、何かしらに特化した産業がある街はワーホリにとって仕事が見つかりやすい。」
Karratha・Broome・Alice Springs・Darwin。この4つはまさにその条件に合致しているのではないでしょうか?詳しくはオーストラリア・ワーホリでローカルの仕事を見つけやすい4つの街をご紹介!に書いています。
寝ることも惜しまず働く
もし、本気で稼ぐのであれば掛け持ちは必須です。マイニングジョブの場合は必要ありませんが・・・
僕は先ほども書きましたが、週80時間ペースで働いていました。朝の職場(寮・ハウスキーパー)が週50時間、夜の職場(バー)が週30時間といった感じです。
朝の仕事は6:00〜15:00 週6日
夜の仕事は17:00〜23:30 週4〜5日
といった具合で働いていました。
寮でキッチンハンドをやっていたときは3:30〜13:00だったので、夜は3時間しか寝ることができませんでした。昼も3時間寝てましたけど・・・
これを8ヶ月続けてだいたい4万ドル貯まりました。
お金を稼ぐことに特化するのであれば、マイニングジョブをするか、掛け持ちで寝ることを惜しまずに働くかの2択です。
職場で絶対的な存在になる
これは重要です。僕は朝の寮での仕事はハウスキーパーかキッチンハンドですが、同僚でハウスキーパーとキッチンハンドの2つのポジションをこなすことができるのは僕しかいません。
僕は、ボスに仕事を頼まれたら絶対に「ノー」とは答えません。お金を稼ぎたければ「イエスマン」になりましょう。ボスから見て都合のいい存在になればあなたの勝ちです。人が足らなくなったら真っ先に声がかかります。そして、追加でどんどん仕事を与えてもらえます。
だって、「稼ぐ」のが目的でしょ?オフとかいらないよね?
楽しさを求めてはいけない
目的が「稼ぐ」であれば、あらゆることを覚悟しましょう。はっきり言って、ツラいです。でも、目的があれば、ツラくても苦ではないはずです。
生活リズムは寝る→仕事→寝る→仕事・・・・・・
本当にこれだけです。それでも覚悟を決めて腹をくくっているのであれば問題ないですよね?
いかがでしたか?これを読んで、それでも「オーストラリアで稼いでやる!」と思えましたか?僕は、寮であと半年間働くので追加で2万ドルは貯金できると読んでいます。
ワーホリって一雇用主で半年までしか働けないんじゃ・・・?と思う方は以下の記事を参考にして下さい。北部の一部地域で制限解除されたというお話です。
あしたはもっと遠くへいこう
[browser-shot url=”http://maeharakazuhiro.com” width=”280″ height=”210″]ワーホリでオーストラリアに行こうと思っている人はこのWebサイトを一読すると良いでしょう。メチャクチャ参考になることがたくさん書かれています。
- オーストラリアのワーホリについて
- 台湾情報・台湾人について
- 台湾のワーホリについて
この3つが主軸です。他にも生活する上で便利なものを紹介したり・・・
説明すると長くなるので、とりあえずのぞいてみて下さい。ちなみに、このWebサイトの運営者の前原さんは現在このWebサイトからの収入で生活しているそうです。僕が目指す領域ですよこれ。僕も頑張ります。
ちなみに、僕はワーホリの記事を書く時にネタの参考としていつもこのWebサイトをのぞいています。参考にしているだけで、パクっているわけではないのであしからず・・・
さいごに
ワーホリメーカーにありがちな勘違いが仕事がすぐに見つかると思っているということ。実際に仕事をがんばろ!なんて言いながらそもそも仕事すら見つからない人は多いです。
理由は海外では経験が非常に重要だからです。つねに即戦力を求めるので、未経験者は相手にされないことが多いんですね。よほどの急募でない限り未経験者は相手にされません。僕がカナダやオーストラリアでこうして結果的に成功したのは大学時代に同様の仕事(ハウスキーパー・キッチンハンド)をしていたからというのも大きいですね。
ワーホリ資金の準備も兼ねてリゾートバイトで事前に経験を積んでおくのをオススメします。