オーストラリアでワーキングホリデービザで滞在してる人の中にはセカンドビザ取得のためにファームで働く人も多いかと思います。
今回は僕が体験してきたファームジョブの中で最もクソだなと思ったレモンピッキングについてのお話を綴っていきます。
ちなみに、僕がレモンとマンダリンのピッキングを行ったのはQLD州にあるGayndahという街です。
レモンピッキングとは?
レモンピッキングとは文字どおりレモンの収穫のことです。こんな感じで収穫していきます。この大きい箱にどんどんレモンを収穫していくんですね。ちなみに単位は「ビン」です。1ビンを埋めるのに4〜5時間ほどかかります。
僕はマンダリンのピッキングもやったんですけどマンダリンの場合は1ビン2.5時間〜3時間で埋められます。レモンピッキングをやって思ったことはこの仕事はマジでクソだなということです。
朝露に弱く、開始時間が遅い
ファームジョブといえば、朝早く始まるイメージがありますよね?実際はその通りで、朝5時や6時から始まる場合がほとんどです。ただしレモンをのぞいて。
レモンは非常に繊細で水に弱いらしく、朝露が完全に乾くまで仕事を始めることができないんですよ。なので、仕事の開始時間は朝10時からでした。そして、日が暮れる17時には終了。1日の労働時間は7時間ちょいでした。
ちなみに、同じファームでこの後マンダリンのピッキングをやりましたが、6時〜17時の11時間労働。それに下記でも説明しますが、レモンピッキングよりビンを埋めやすいので1日当たりの稼ぎがレモンの2〜3倍ほどでした。
※レモンもマンダリンも僕が働いたファームでは1ビン80ドル。レモンは1日1〜2ビン。マンダリンは1日3.5ビン〜4.5ビンの収穫が出来ました。
わずかな雨でも中止
朝露以外にも、わずかな雨が原因で開始時間が遅くなったり仕事がオフになったりします。レモンって本当に繊細みたいです。
マンダリンも雨で中止になりましたけど、レモンほど繊細ではなく、多少濡れていても収穫していました。
トゲがあまりにも太く、鋭く、長い
レモンピッキングの際に注意するべきことの一つとして、トゲがあります。レモンのトゲは本当に凶器そのものです。なので、ピッキングをしづらく、スピードが落ちます。
マンダリンの木にもトゲはありますけど、レモンほどではないです。刺さったら痛いですけど。
木が高い
レモンの木は高いものが多く、その分高い場所に実があることが多いです。そうなるとハシゴを使ってもギリギリ届くか届かないなんてことも多いので、スピードが落ちますよね。
マンダリンの木はレモンより低いです。
ハチの巣が隠れている
レモンの木にはハチの巣がついてることがたまにあります。葉っぱの裏側に拳ほどのサイズの巣があったりなんてことがあるんですね。僕らは歩合制で働いてるので、できる限り素早くピッキングをするんですよ。なので、ハチに刺されることは特別珍しいことではありませんでした。
同僚にはハチの巣を掴んでしまい、一気に何匹ものハチに刺されてしまったそうで、腕に電気が走るような感覚が走ったという人もいました。
幸いそのハチは強い毒を持っておらず、1日もすれば腫れも痛みも引いたとのことで大事には至らなかったんですけどね。
たまにこういったことがあると迂闊に木に手を突っ込めないので若干ピッキングのスピードが落ちます。
ちなみにマンダリンにもハチはたまにいましたけど、レモンほど多くはなかったです。かなり珍しいといった具合でしたね。レモンはほぼ毎日見かけました。
まとめ レモンは稼ぐのに向かない
ファームで働く理由のうちの1つにセカンドビザを取得したいというのがあります。僕の経験上、セカンドを理由にしていても実際には働いてるうちに稼ぎたいという思いが出てくるものです。特にお金に余裕のない人たち。
もし、ファームで仕事を探していて運良くいくつかの選択肢がある場合はレモンを外すことをオススメします。レモンは稼げない上に大変です。
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