インド東部にあるコナーラクという街をご存知でしょうか?観光地としても有名なプリー(Puri)から約30km離れた場所に位置する田舎町。
コナーラクには何があるかというと、世界遺産に登録されている「スーリヤ寺院」があります。
2017年1月1日。僕は初詣代わりにこのスーリヤ寺院に行ってきたので、行き方や寺院についての詳細をまとめました。
コナーラク・スーリヤ寺院には何があるの?
スーリヤ寺院は13世紀に建てられた石積みの寺院。この石積みの寺院建築のスタイルは6世紀中頃にインド中部で成立したもの。そして、このスタイルが南北に広がり、そのうち北側の頂点に君臨したのが8世紀から13世紀にかけてのオリッサ地方。
<インド・オリッサ州>
そして、オリッサ州にある町「ブハネーシュワル」や「プリー」を中心にたくさんの石積みスタイルの寺院が建てられました。その中でも最後の時期に属して最大規模の寺院が「スーリヤ寺院」です。
実は未完成?
現在あるスーリヤ寺院は大部分が壊れています。また、昔は約60mものの高さの塔が立っていたと言われています。地震で崩れてしまったのか、そもそも未完成だったのか。本当のところはわかっていません。現在は低い層のみが現存しています。
実際に彫刻を見てみると、まだ削られてない箇所が多く残っていたので、まだ未完成なのかな?と僕は思いました。
スーリヤ寺院周辺のホテル
スーリヤ寺院があるコナーラクにもホテルはいくつかありました。なので、スーリヤ寺院だけが目当てで訪れるのであればコナーラクで滞在するのもアリでしょう。
冒頭でも紹介したように、約30km離れた場所に観光地として有名なプリー「Puri」という街があります。観光地とは言っても田舎町ですが・・・
プリーには観光客用のホテルがいくつもあるので、プリーを拠点にスーリヤ寺院へ日帰りで行く人が多い印象です。僕もプリーから日帰りで行きました。
今回、僕が泊まったのはサンタナロッジという日本人宿です。安いですが(2016年12月現在1泊300ルピーで朝夕食付き)、家族連れには向かないです。バックパッカーなど安宿に慣れている方にはいいでしょう。
プリーからスーリヤ寺院への行き方
プリーからスーリヤ寺院への行き方。ざっくり説明するとこんな感じ。
ホテルからバスターミナルのリキシャについて
リキシャとはこんな感じの乗り物です。
プリーのホテルからバスターミナルまではホテルの場所によって若干誤差はあると思いますが、多めに見積もっても100ルピーです。(2017年1月現在)
料金は交渉制なので、頑張って交渉しましょう。
プリーからコナーラクのバスについて
ブリーにあるバスターミナルはこんな感じの雰囲気
ここからバスが発着しています。インドのバスはタイムスケジュールとかないので、とりあえずバスターミナルに向かってください。周辺の人に聞くと、午前5時半から1時間間隔でコナーラク行きのバスがあるそうです。乗車賃は片道30ルピー。(2017年1月時点)
<プリーからコナーラクのルート>
僕が乗った時はバスの中は激混みでした。バスの中では盗難などに注意してください。
バスターミナルからスーリヤ寺院まで
コナーラクの街に到着すると、バスに乗ってる案内人が「スーリヤ寺院に行くならここで降りろ」と言ってきます。
コナーラクの街中まで行く人のほとんどはスーリヤ寺院に行くのが目的なので、流れに身を任せて着いていくと寺院に到着しますよ!
<コナーラクからスーリヤ寺院までのルート>
スーリヤ寺院の入場料
これは2017年1月時点でのお話です。インド人は30ルピー。その他の外国人は500ルピーです。それに加えてカメラを持ち込むのに25ルピーが別途で必要です。というわけで、日本人は525ルピー必要と考えておけばいいでしょう。(カメラを持っていかないのであれば500ルピー)
今回、僕がチケットを買った時はカメラであれば持ち込み料金はかからない。動画を撮る機材に持ち込み料金がかかると言われ、結局入場料のみで入ることができました。
とは言っても、ここはインド。スタッフの気分次第でコロコロ変わると思うので、カメラの持ち込み料25ルピーがかかることを考えておいた方が無難です。
さいごに
僕がスーリヤ寺院に行ったのは元旦です。なので、時期によるものなのかいつも混んでるのかというのはわかりませんが、スーリヤ寺院にはたくさんの観光客(参拝客?)がいました。
というわけで、貴重品管理だけはしっかりとしましょう!