初めて治験に参加する人で、事前に情報収拾をしていない人は、入所当日まではおそらくこのことを知らないでしょう。僕もその1人でした。
「入所した人全員が入院できて、治験に参加できるわけじゃない」
これにはびっくり仰天でした。
現に僕は、1回目の治験(痛み止めの薬)は補欠に回ったため入所できませんでした。そして、2回目の治験(心不全の薬)で無事に入所できました。
というわけで、入所日に行われることについて、僕が実際に体験したことを踏まえてまとめました。
入所日。投薬される人が8人に対して、13人が呼ばれた。
まず、僕が参加した時のお話ですが、実際に投薬される人が8人なのに対し、13人が入所日にリッチモンドへ呼ばれました。
13人中12人はリッチモンドで1泊する。補欠に回った人は負担軽減費100ポンドが支払われる
13人のうち12人はリッチモンドで1泊して治験を受けられる健康状態であるかを検査します。
そして、残りの1人は補欠要員。何もしません。12人の中で体調不良で参加できない人がいたら繰り上がるといった感じです。
なので、12人全員が体調不良ではなく検査を受けられるとわかると、補欠に回った人は解散。
僕は痛み止めの治験の際にこれに該当したのですが、だいたい1時間くらいで解散でした。
ただ、このときに負担軽減費として100ポンド支払われます。
治験で支払われるお金は「報酬」とは言わずに、「負担軽減費」と言います。
初日の夜に投薬をする8人を医師が決める
残りの12人の中から投薬に適している8人を医師が選びます。
この12人はリッチモンドの施設にて1泊。入所日の夜には投薬される8人と補欠に回る4人に分かれます。
そして、翌朝に特に何もなければ選ばれた8人は投薬をされ、補欠に回った4人は解散。
負担軽減費は100ポンド
負担軽減費として補欠に回った4人には100ポンドが支払われます。
なので、トータルでは13人中8人が投薬をされて、5人は補欠に回り負担軽減費100ポンドが支払われます。
これが、入所日初日に行われることです。なお、補欠に回った方に支払われる100ポンドはその後の治験に参加するのであれば、その時の報酬(軽減負担費)と合わせて支払われます。
そうでない場合。もう、参加しないというのであれば後日リッチモンドの担当者から連絡が来るので、それに従ってください。
補欠にまわったら繰り上がることはあるのかについてですが、これは完全にその時の治験参加者に左右されるのでなんとも言えません。
僕が投薬された心不全の治験では、繰り上がった人はいませんでしたが、前後の治験で繰り上がった人はいたそうです。
一度、投薬されたらそれ以降は補欠組と交代することはありません。途中で辞退しない限り、最後まで治験に参加することになります。
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3・現地へ行って事前検診を受ける
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4・入所まで待機
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5・入所
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6・施設に入院をして治験を受ける
7・退所して、事後検診まで待機。そして、事後検診を受ける
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8・報酬を受け取る
海外からの送金に対応できる口座を用意しておきましょう。