リゾートバイトの派遣先でクビになり70万円もらったお話のカラクリを具体的に解説

リゾートバイトで働いてる人は絶対に知っておいたほうが良い情報です。詳しい詳細を書くと派遣会社に怒られそうなので、書ける範囲で公開します。

6ヶ月契約で某派遣会社を通してホテルにあるレストランのサーバーとして働いていました。そして、3ヶ月半が過ぎた頃にレストランの支配人にクビを宣告されました。

僕自身は勤務態度が悪いわけではなく、遅刻もなし。単純に僕のことが気に入らなかったということです。

結局そのことを派遣会社に伝え、契約満了まで働いたと仮定して今までの労働時間から算出した未払い分と交通費の約70万円(細かく書くと怒られるので10万円単位で書いてます)をもらいました。

この記事では、クビを宣告された後にどういう手続きを取ればお金がもらえるのか?についてまとめています。

ちなみに、僕は派遣事業に関わっていたことがあったので事情は知っていました。

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派遣社員の雇用主は派遣会社です。バイト先ではありません

まず、派遣社員の雇用主は派遣会社。これは絶対に認識しておくべき事項です。

では職場のホテルは?となると雇用主ではありません。派遣会社の指示で派遣された派遣先の職場となります。派遣先の社員の指示に従ってくださいということです。

これの何が重要なのかというと、派遣社員というのは派遣先の職場では契約時に約束した内容以外の仕事はする必要がありません。

例えばホテルのレストランで働いていたとします

異動を通達された場合

・直接雇用のバイトの場合

ホテルと直接雇用契約を結んでいるバイトであれば、明日から売店で働いてくれない?と社員に言われたら、それは会社の指示なので従う必要があります。

・派遣社員の場合

派遣社員の場合はその指示に従う必要はありません。なぜなら、派遣会社とホテルのレストランで働くという内容で契約を結んで派遣されているからです。(契約時に売店に移る可能性もあると言われ、それに同意した場合は除く)

なので、派遣社員に異動を申し出る場合は派遣先のホテルが派遣会社に連絡をとって、派遣会社から派遣社員に異動が可能なのかを聞いた上で、可能であれば異動という形になります。

もちろん断ることも可能です。なぜなら、ホテルのレストランで働くという契約のもとで派遣されてるわけですから。

ホテル側からしてみれば、契約内容を変更させていただく立場になります。なので、嫌であれば断っても全く問題ありません。

契約外の業務を頼まれその業務でミスをしてしまい、ホテルに損害を与えてしまった場合は責任の所在が曖昧になり、とても面倒なお話になってしまいます。

クビを宣告された場合

・直接雇用のバイトの場合

クビを宣告された場合。もし確実に自分に非がある場合は指示に従う必要があります。

もし、自分に非がないという確信(会社都合の退職)があるのであれば、その証拠を自分で集めて弁護士に相談し裁判を起こしましょう。

・派遣社員の場合

そもそも派遣先のホテルと派遣社員は雇用関係にないので、クビにする権限がありません。仮に、どうしてもクビにしたい場合は派遣会社に伝え、派遣会社から派遣社員にそのことを伝えます。

その際、会社都合の退職となるので派遣会社は派遣社員に残りの任期までの分の賃金を過去の賃金から算出して支払う義務が発生します。僕はこれでトータル約70万円もらいました。

ただし、著しく勤務態度が悪い。遅刻が多すぎる。派遣社員の能力が著しく劣っており、派遣社員の存在が業務に明らかに支障が出る場合などの事情がある場合は結果的に賃金が支払われなかったり、減額されることもあるでしょう。(会社都合ではないため)

 

そもそもホテルはなぜ派遣会社を使ってスタッフを集めているのか?

リゾートバイト先にはホテルの直接雇用契約で働くアルバイトスタッフ。派遣会社を通して働く派遣スタッフがいます。仕事内容は全く同じ。

んじゃ、全員直接雇用で雇えばいいじゃん。そっちの方が楽でしょ?と思いますよね?ではなんで、ホテル側はわざわざそんな扱いの面倒な派遣社員を使っているのでしょうか?

自分の会社で人を集められないから

これに尽きます。ホテル側が自分たちの力でスタッフを集めることができないから、仕方なしに派遣会社を使って派遣会社から人を呼んでもらっているのです。いわゆる助っ人のような感じですね。

派遣会社はホテルに「業務内容・労働時間・寮について」など詳細を提示してもらい、その詳細を派遣社員に提示して了解を得て契約を結んだ上で派遣しています。

つまり、派遣社員は契約以外の仕事はしてはいけないのです。派遣社員というのはあくまでも助っ人という立場なんですよ。

派遣社員の仕事は厳密にいうと派遣先の社員とバイトの穴埋め業務です。

 

派遣先の社員に「お前はクビだ」と言われた時にやるべきこと

ここからが本題です。実は派遣先の正社員はこの派遣社員の立場を知らない人がいたりします。

派遣社員の立場を知ってる所の派遣先であれば、会社自体は超ブラックなのに派遣社員の扱いはとても丁重だったりという話はよく聞きます。

なぜなら、問題を起こしたときに戦う相手がたくさんの人材を派遣していただいてる派遣会社になるから。

そんな無知な正社員に「お前はクビだ」と言われた場合。まずはその証拠を押さえましょう。

僕が実際にとった行動

・まずは録音などで証拠を採取

僕の場合ですが、支配人から個室に呼び出され「期間を短縮してほしい」と言われました。その瞬間に僕はスマホを起動させて録音を開始。

8月中旬に呼び出され8月末までの期間にしてほしいと言われました。契約は10月末までです。

僕が音声で撮りたかったのは、「期間を短縮してほしい」という趣旨の言葉と「その認識が確定事項であること」の2点。

なので、何度か聞き返したりして言葉を引き出し、無事に録音完了。

・すぐに派遣会社の担当者に連絡

録音したことは誰にも言わず、派遣会社の自分の担当者にすぐにメールで連絡しました(夜だったので)。あえてこのメールでは「会社都合」という言葉は避けています。

この時点ではどう転ぶかわからなかったので(派遣会社のこともあまり信用してなかったので)、録音とともに「これは会社都合ですよね?」と言うのは最後の切り札だと判断し避けました。

以下が実際に送ったメールです。

この中で一番大事なのは「任期満了する意思があるかどうか」です。会社都合の退職が成立するのには、本人が任期まで働く意思があるというのが条件になります。

自分は働きたいのに会社がダメと言ってくる・・・これが会社都合の退職です。

・派遣先のホテルの社長に直接連絡

派遣会社に連絡を入れた後は、派遣先の社長に直接メッセージを送りました。

何で知ってたの?ということですが、調べました。Facebookで社長のフルネームを検索にかけたら出てきました。

なので、メッセンジャーを使って送りました。その内容がこちら。

このメッセージの中で大事なのは

・すでに派遣会社へは連絡を入れてあるということ

・法的に対処する用意もあるということ

の2点です。

このメッセージを送った10分後に返信が来ました。

・派遣先の社長と面談

翌日、すぐに社長との面談がセッティングされました。僕と面談する前に僕にクビを通達した支配人と社長が面談をしたようで、どうやら支配人は相当絞られたようですw

社長からの謝罪があり、あとは人事部と派遣会社との判断に任せるという趣旨のことを言われ、30分ほどで終了

人事部長・総支配人と面談

その数時間後に、人事部長とホテルのトップである総支配人を相手に3者面談がありました。仕事について、上司についてなど色々聞かれたので答えました。

お互いに会話を録音していたので、念のため証拠として最後に「任期満了まで働くつもりがあります」という言葉を入れて終了。こちらは1時間ほど。

その後は派遣先とのやりとりはありません。

結果的に、僕のことを9月以降働かせるつもりがないとのことで、派遣会社側が会社都合と認定し、補償金の話に移りました。

結果的に10:0で僕には一切非がないという判断になり満額保証。2ヶ月分の給料と交通費を支払う代わりに期間短縮という扱いになりました。

会社都合の退職の場合は期間短縮をした場合でも任期満了扱いです。交通費はしっかり出ます。

任期満了扱いなので、8月末で仕事は終わったものの10月末までは契約上まだ働いてることになってるので、それまでは他の雇用主のもとで働いてはいけないというのが注意点になります。

ちなみに働いちゃいけないとのことなので、僕はすぐに出国し旅行を楽しみましたw

まとめ

まずは、派遣先の社員にクビを宣告されたらその瞬間から頭を切り替えて証拠集めに走りましょう。

シフト表などは毎回撮影しておくなど普段からデータを集めておくのもいいかもですね。

そして、絶対に自分は悪くないという確信があれば思い切って強気に出ましょう。でないと損するのは自分自身です。

今回の僕の対応が本当に良いものなのかはわかりません。僕自身もいきなり通達されて、とっさの判断で行ったことなので。

もし、法的に詳しい方などどういう対応が良かったのか分かる方がいらしたらぜひ教えてほしいです。

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