黄金の三角地帯。それはタイ・ミャンマー・ラオスの3カ国の国境地帯のことを言います。下の写真はメコン川。撮影地点がタイ。川の右側がラオス。左側がミャンマーです。川をさらに登ると中国になります。
地図だと以下の赤丸の範囲になりますね。
今回は、黄金の三角地帯(ゴールデントライアングル)について綴っていきます。
黄金の三角地帯(Golden Triangle)昔はケシの栽培で有名だった
ここは麻薬の原料であるケシの栽培で有名でした。世界最大の密造地帯と言われる程盛んに行われていたそうです。※もちろん違法です。
現在はタイ・ラオスでの製造は減少しました。特にタイでは徹底的に撲滅させたそうです。ミャンマーでは未だに盛んに行われているそうですね。
というのもやはりケシ栽培は莫大なお金を生むのでミャンマー政府は表面上ではやめると言ってても実際はやめられなかったそうですよ。アヘン戦争の舞台となったのもこのエリアです。
現在はタイ側での密造はほとんど行われていないそうです。というのも麻薬に対する取り締まりが厳しいそうなので。ラオス側もタイ程ではないけどほとんど行われていないそうです。そして、今ではタイ側にはケシ栽培に関する博物館があります。
ケシ栽培に関する博物館「オピウム博物館」
内容はケシから大麻を作る製造過程の説明、使う道具の展示、麻薬中毒者の写真などリアルなものばかり。
それから、ここ周辺で有名な首長族についても色々な説明や写真がありました。入場料は50バーツ。※2012年8月の情報です。
黄金の三角地帯(Golden Triangle)は現在リゾート化が進んでいる
今ではタイ側は治安に関して問題ありません。今ではこのようなホテルもあります。
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ラオス・ミャンマー側にはカジノがある
ミャンマー・ラオスにはカジノがあります。川を渡ってすぐ。タイでは賭博行為が禁止なので、タイの国境付近の隣国にはカジノあります。
タイ・カンボジアの国境の街ポイペドもカジノ街で有名。ポイペドにあるカジノのうちの一つはマジシャンの引田天功さんが経営に関わっているという話も聞きます。(確かではありませんが・・・)
ミャンマー側に関してはカジノに行く場合のみ、特別にビザを免除されます。ノービザでミャンマーに入国可能。まずはこのイミグレーションで500B払います。※2000円弱です
小さいボートに乗り、対岸を目指します。
この何もない所がタイとミャンマーの国境です。
ここから、ミニバンに乗せられてミャンマーのイミグレーションに行き、さらに500B払います。
そこからまたしばらくミニバンで移動するとカジノに到着します。
僕は日本人という事で最初からVIP扱いになります。僕には専属のスタッフが付きました。
カジノなので館内は撮影禁止です。
雰囲気は日本の雀荘にスロットとテーブルゲームが並べられたような雰囲気でした。
ここは、タイの地元の人が多く訪れるそうで、僕はここに来るまでに1000B払いましたが、彼らは10Bしかかかりません。外国人は100倍多く払います。ボッタクリではないのでご注意を。
こちらはラオス側のカジノかイミグレーションだそうです。いずれにしろ、ミャンマー、ラオス側それぞれにカジノがあります。
第二次世界大戦にまつわるお話
この石碑によると第二次世界大戦でこの地に進軍した日本軍によって多くの地元の方が殺害されたそうです。
この地を訪れたらここで合掌しましょう。
オピウム博物館の近くにこのような入り口があるので、登ればあります。
いかがでしたか?もし良かったら訪れてみて下さい。
安宿は200Bも出せば泊まれます。数はあまりないのですぐに分かるはずです。
アクセス
チェンマイ、チェンライ等周辺の大きめの都市からチェンセーン行きのバスが出ています。また、ゴールデントライアングルへ直接行くバスもあります。
もし、チェンセーン行きのバスに乗った場合は。チェンセーンに到着後タクシーかトゥクトゥクでゴールデントライアングルに向かってください。10分程度で到着します。
黄金の三角地帯(Golden Triangle)へは、チェンライを拠点に日帰りで訪れる人も多いです。(自力で訪れたり、チェンライで旅行会社のツアーを申し込んだり。)チェンライを拠点に観光する人は以下の記事も参考にしてください。