【リゾートバイト体験談】箱根で3ヶ月間、旅館の和食レストランで接客として働きました

2018年7月初めから9月末までの3ヶ月間。僕は箱根にある某温泉旅館内でリゾートバイトをしてきました。旅館内にあるレストランの接客業務です。

箱根といえば、外国人にも人気の観光地。東京→箱根→京都→大阪のような旅行プランを練っている外国人観光客を多く見かけますね。

箱根とはいえ玄関口である箱根湯本。登山鉄道の終電駅である強羅。それから芦ノ湖周辺など様々な場所にホテルや旅館があります。

今回僕が働いたのは箱根湯本駅から歩いて5分ほどの場所にある温泉旅館。広い庭園が有名といえば分かる方もいるかもしれませんねw

この記事では実際に箱根で3ヶ月間働いた僕が、これからリゾートバイトを検討している方に向けて参考になるように記事をまとめました。

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箱根でリゾートバイトをするメリット

東京や横浜などの大都市圏へすぐに行ける

箱根湯本駅

箱根でのリゾバの最大のメリットはやはりこれでしょう。東京や横浜などの大都市圏へすぐに行くことができます。

僕が勤めていた旅館は箱根湯本駅まで歩いて5分くらいなので、新宿までは小田急線を使えば乗り換え1回で行けます。ロマンスカーという特急列車を使えば乗り換えなしで1時間半で行くことができるんですね。

それに、箱根湯本から電車で15分ほどの場所に位置する小田原駅は新幹線も停まります。箱根は都心からのアクセスに関しては抜群に良いですね。

なので、休みの日に日帰りで東京へ行くことは十分に可能です。ディズニーランドへ日帰りで行く人もいましたね。

その代わり、遊びすぎてお金が貯まらないなんてことがあるかもしれませんがw

他の地域より時給が高い

これは、すべての求人がというわけではないのですが、他の地域の求人と比較すると箱根の求人は賃金が高い傾向があります。

ちなみに、僕の場合ですが時給1200円で契約して途中から2ヶ月目からは時給交渉をして1300円に上げてもらいました。1日9時間労働で月あたり6〜8日の休みといった感じでしたね。

リゾートバイトの平均的な賃金は時給1000円ほどなので、時給に関して言えば平均よりは高い傾向があるというのが箱根でのリゾバの特徴です。

ちなみに、正社員の給料は非常に低いです。僕が働いていた旅館ではリゾバスタッフの半分ちょっとの賃金でリゾバスタッフよりも長時間働いていました。

正直言って正社員として旅館に就職するメリットは全くないです。同じ仕事に加えて色々と責任を負わされた挙句に賃金が半分ちょっとですからね。

将来的に自分で旅館を経営したい。親が経営している旅館を継ぐなどの目的で旅館で働く場合も、正社員として就職するのではなく、リゾバの派遣会社を通して働いたほうが圧倒的に良いでしょう。

英語や中国語などの語学を生かせる

僕が勤めていた旅館もそうでしたが、宿泊客の半分ほどが外国人というのが珍しくありません。多い時で8割外国人という日もありました。

国籍の割合として外国人の5〜7割ほどが中国人。あとはヨーロッパ・アメリカ・オーストラリアなど。北欧からも時々来てました。というわけで、英語や中国語ができるとかなり重宝されます。

旅館に正社員として働いてる人は日本語しか話せない人がほとんどなので、外国語対応はリゾートバイトのような派遣社員や日本に働きに来ている中国人や台湾人に頼っているのが現状です。

僕が働いていた旅館でも、英語対応や中国語対応は僕みたいなリゾバスタッフ。それから外国人スタッフ(中国人・台湾人)に任されていました。

1つ前の項目で時給交渉をして100円上げてもらったと書いたのですが、これは僕が英語対応の業務を事前に知らされておらず、働き始めてから急遽英語対応をすることになったので、その分に関して時給交渉をして上げもらいました。

語学を生かせる方は、時給もしっかりと上げてもらいましょう。語学はスキルなので、その分時給を上げてもらうのは当然の権利です。

しかし、言わないと時給は上げてもらえないので派遣会社にしっかりと伝えて交渉しましょう。

ちなみに僕の場合ですが、時給交渉の件について派遣会社にメールで伝えたのですが、最初は認めてもらえませんでした。

なので、派遣会社のある東京まで行って「英語対応の分の賃金を認めてもらえないのであれば今日付けで辞めます」とはっきり言いました。派遣先にスキルを無償で提供する義務はないので、当然ですよね。

もし、直接言いに行くのが困難であれば電話で直接言うなど、とにかくはっきりと言うことが大切です。

生活環境は比較的良い(所もある)

寮の近くにあったセブンイレブン。近くにローソンもある。

これは僕が過ごしていた箱根湯本のお話ですが、寮から歩いて5分ほどの場所にコンビニがありました。

駅から近い旅館やホテルは比較的生活環境は良いかと思います。逆に駅から離れた場所、芦ノ湖周辺などはあまり生活環境に期待しないほうが良いかもしれません。

リゾバ期間中は基本的に食事と寮は無料で提供してもらえますが、コンビニでちょっと飲み物や食べ物を買いたいと思った時に、やはり生活環境が良いと便利ですよね。

年中忙しく、常に求人がある

箱根は温泉が有名です。温泉はシーズン関係ないので、年中忙しいです。例えばスキーリゾートであれば夏は暇で冬はめちゃくちゃ忙しいですよね?

温泉旅館はどこもそうですがシーズン関係ないので、年中忙しく年中求人があります。なので、稼ぎたい人にはうってつけの環境と言えるでしょう。

 

箱根でリゾートバイトをするデメリット

すぐに遊びに行けてしまう

せっかく貯金目的で働きに来たのに、誘惑に負けてすぐに遊びに行くことが箱根では可能です。

特に、箱根湯本のような比較的小田原駅に近い場所であればなおさらですね。小田原まで行けば遊ぶ場所は一通りそろっています。

それに、東京や横浜までも日帰りですぐに行けてしまうので、意志の弱い人は誘惑に負けてすぐに遊びに行ってしまうなんてことがあるかもしれません。

貯金目的の人は気をつけたほうが良いでしょう。

生活圏の飲食店が観光地価格なので高い

箱根の飲食店は高いし、夜はほとんどのお店が閉まっている

箱根は観光地ということもあって、飲食店は色々ありますがどれも高いです。

基本的に住み込み先で食事が出るので問題はないですが、たまには旅館の従業員食堂のご飯ではなくて外食したいと思ったとしても、気軽に行けるようなところはあまりないでしょう。

また、温泉旅館街ということもあり観光客は基本的に旅館の夕食を食べます。なので、外食する場所が意外と少なく、特に仕事後に外食できるお店はほとんどありませんでした。

貯金目的であれば外食しない理由になるので、ある意味メリットかもしれませんねw

リゾバスタッフの賃金が高い分、正社員の人との間に軋轢が生じることもある

箱根のリゾバは基本的に賃金が高めに設定されています。そして、旅館そのものはどこも待遇が非常に悪く、高卒で入社した平社員の給料はリゾバスタッフの半分ちょっとです。

繁忙期である8月の給料を例にすると、僕の給料は手取りで25万円ちょっと。高卒正社員は手取りで11万円ちょっとです。同じ仕事をしているのにびっくりするくらい賃金が違います。

そして、派遣社員の方が圧倒的に賃金が高いことは正社員の人は知ってることが多いです。僕が働いていた旅館でも、派遣社員の給料が正社員より圧倒的に高いことは皆知っていました。

なので、中にはそれをよく思わず露骨に態度に出す正社員もいるんですね。こういう態度をとる人には余計なことを言わない。なるべく関わらないことが大事です。

また、こういった劣悪な待遇からも分かる通り旅館の正社員の離職率は半端なく高いです。これは箱根だけではなく日本国内全体に言えることですね。以前働いていた群馬県の草津温泉の旅館でも離職率は高かったです。

>>【リゾートバイト体験談】草津温泉で3ヶ月間、旅館で裏方として働きました

 

箱根でのリゾバの仕事内容

箱根でのリゾートバイトで働くとなると温泉旅館かホテルになります。

なので、客室清掃や調理場などの裏方。レストランやフロントなどの接客。など、観光業に従事することになるでしょう。

ちなみに、僕は旅館内にあるレストランの接客係として働いていました。

中抜けシフトになる可能性あり

中抜けシフトとは、朝と夜に働いて昼に長い休憩を挟むシフトです。具体的に僕が働いていた時のシフトで例を出すとこんな感じ。

6:30〜10:00 朝食の接客

10:00〜16:00 休憩

16:00〜22:00 夕食の接客

こんな感じで、朝と夜の仕事の間に6時間の休憩がありました。

中抜けシフトが嫌であれば、フロント業務を希望しましょう。フロントであれば基本的に通しシフトです。(9:00〜18:00のような間に休憩を挟まないシフトを通しシフトと呼びます)

 

箱根のシーズン(繁忙期・閑散期)について

箱根は温泉が有名で温泉目的で来る人が多いです。なので、冬が忙しくて夏が暇なスキー場のように明確なシーズンというものがなく、年中忙しいですね。

しいて言えば、ゴールデンウィークや年末年始などの大型連休、祝日を含んだ連休、土日は特に忙しく、2月が少し暇かなぁといった感じだそうです。

平日は外国人観光客が多く、週末・祝日は日本人観光客が多い

僕が働いていた旅館では平日は外国人観光客。週末や祝日は日本人観光客が多い傾向がありました。

というのも、外国人観光客は長期の休みを取って日本に遊びにきている人がほとんどなので、宿泊料金の低い平日に予約する傾向があるものと思われます。

週末は基本的に会社が休みなので、週末の1泊2日の温泉旅行として遊びに来る日本人観光客が多かったですね。

平日は多い時で8割が外国人観光客という時もありました。半分以上外国人で席が埋まるというのはそこまでめずらしくありません。週末は日本人観光客が8割くらいを占める時が多かったですね。

なので、英語や中国語ができる人は先ほども言いましたが時給交渉しやすいです。なので、箱根の求人を選ぶ際に、派遣会社に時給を上げるように交渉しましょう。

また、語学がさっぱりという方も問題なく働けます。裏方であれば、そもそもお客さんと接することはないですし、接客業務だったとしても外国人には英語対応や中国語対応のスタッフが基本的には対応するので問題ないです。

 

箱根のリゾートバイトは貯金できたのか?

まず、僕の場合ですがガッツリと貯金できました。3ヶ月働いて手取りで70万円ほど稼ぐことができました。税込だと80万円ほどです。もちろん、寮費と1日3回の食事が無料。

そして、生活費はコンビニでアイス買ったりコーヒー買ったりしたくらいなので、月1万円ほど。貯金目的で遊んだりしなければ、そこまで切り詰めることなく月60万円以上の貯金は可能です。

就業環境は以下の通り

実際に僕が働いた箱根リゾバの詳細

  • 最初の1ヶ月は時給1200円。残りの2ヶ月は時給1300円
  • トータル92日間のうち、休みは20日。72日間働いた
  • 1日あたりの労働時間は8.5~9時間

こういった実体験からも言えますが、箱根のリゾートバイトで貯金が可能かと言えば十分に可能です。

ただし、横浜や東京など日帰りで遊ぼうと思えばいくらでも遊べてしまうので、貯金目的であれば、遊びたい気持ちを抑える我慢強い意志は持ち合わせておきましょうw

 

どういう目的の人が箱根のリゾバに向いてるか?

箱根でリゾバをするのに向いてる方についてまとめました。向いている方というより、どういう目的を持った人が向いてるかというお話です。

箱根リゾバをおすすめできる方

・がっつり貯金したい人。

・日帰りで気軽に東京や横浜へ行くことができる環境で働きたい人

・英語や中国語などの語学を活かしたい

主にこの3つのいずれかの目的を持っている方は、箱根でのリゾートバイトをおすすめすることができます。

 

箱根のリゾートバイトの探し方

リゾバ専門の派遣会社を通して仕事を探す

これは、僕の場合ですがリゾートバイト専門の派遣会社を通して仕事を探しました。

僕が実際に利用したのはグッドマンサービス という派遣会社です。

他にも、派遣会社はありますがグッドマンサービスの最大の特徴は「時給が高い(賃金が良い)」ということ。

実は同じ職場に派遣されて、同じ仕事をしても、派遣会社によって時給が異なります。

だったら給料の良い派遣会社に登録した方が良くないですか?ということで、僕はグッドマンサービス を利用しました。

ちなみに、登録だけであればどの派遣会社も無料でできますし、複数の派遣会社に登録することも可能です。

色々な派遣会社に登録して、求人を見比べるのもありでしょう。

また、派遣会社を通すと寮費、光熱費、食費などの固定費が全て無料になる場合が多いです。

なので、手取りの給料を丸々貯金に回すことも可能。貯金しやすい環境となります。

・時給の高さはピカイチの「グッドマンサービス

・仲居業務の求人に定評のある「アルファリゾート

・求人数No.1の「ヒューマニック

・サポート体制抜群の「アプリ

それぞれ、リンク先が公式ページとなっています。

ヒューマニックとアプリは時給低めな印象が僕の中では強めですね。グッドマンサービスやアルファリゾートよりも時給50~150円ほど低い印象があります。

どの派遣会社もそれぞれ特徴があります。

とにかく貯金したいのであれば、同じ業務内容でも時給の高いグッドマンサービス を利用すればいいですし

仲居業務の求人を探したいのであれば、仲居業務の求人に強いアルファリゾート(と言われてますが、正直言うとあまりそのような特徴は感じませんでした。)

友達と参加したい。カップルで参加したい。大学の長期休み期間だけの超短期間だけどリゾバがしたい!など、条件が多めというのであれば、求人数が豊富で様々な選択肢があるヒューマニックを利用すればいいでしょう。

とにかく不安だけど、リゾバをしたい!という方は、アプリがおすすめです。

まぁ、ざっくりとですが派遣会社の特徴をサクッとまとめてみました。

どの派遣会社がよいか決めかねている方は、僕が定番の派遣会社4つを詳しくまとめているこちらの記事を参考にしてみてください。

また、せっかく箱根に住むのですから温泉に入りたいですよね?派遣会社にそのことを伝えれば、温泉施設の利用可能な求人を教えてもらうことも可能です。

今回、僕は従業員は温泉施設を利用できない旅館だったので、休みの日に近場の温泉に行ったりしてましたが、温泉を毎日楽しみたいのであれば派遣会社に温泉施設が利用できる派遣先を紹介してもらうことも可能です。

それぞれ、自分の目的にあった派遣会社に登録してリゾバライフを満喫しましょう!