2018年10月15日〜11月4日まで。僕はエベレストトレッキングに挑戦していました。
エベレストはネパールにある標高8848mの世界一高い山というのはほとんどの方が知っているかと思いますが、「エベレストトレッキング」というと、あまりピンと来ない方がほとんどでしょう。
エベレストの周辺を散策してきたの?みたいな感じですかね。
というわけで、エベレストトレッキングとはそもそも何なのか?について記事をまとめました。
エベレストトレッキングとは何なのか?
ざっくりいうと、エベレストベースキャンプ(EBC)まで行って帰ってくるトレッキングのことを言います。
エベレストベースキャンプとは、エベレストの頂上まで登頂する人が拠点とする場所です。ベースキャンプで高度順応したりするんですね(多分)。
とはいえ、エベレストの頂上に登るのは莫大な資金がっかりますし、危険も伴います。それに、経験やスキルも必要。
大多数の人はエベレストベースキャンプを目的地としてトレッキングをします。これをエベレストトレッキングと言うんですね。
期間もルートによって大幅に変わってきますが、ネパールの首都カトマンズから最短で12日ほどでしょう。
とはいえ、一口にエベレストベースキャンプまで行って帰ってくるとは行ってもたくさんのルートがあるので、その中でも王道のルートについて紹介していきます。
エベレストトレッキングの大まかなコースについて
ルクラからエベレストベースキャンプ(EBC)へ向かうコース
エベレストトレッキングとはいえ様々なコースがあります。
その中でも王道のコースは「ルクラ→エベレストベースキャンプ」を行って帰ってくるコースでしょう。所要日数は12〜15日程度。
エベレストベースキャンプのついでにカラパタールへ行く人がほとんど。というか全員ですかね。
多くの方はカトマンズから飛行機でルクラへ向かい、ルクラを起点にこのコースでトレッキングをします。
※以下エベレストベースキャンプをEBC(Everest Base Camp)と表記します。
ルクラ〜EBC〜ゴーキョを回る
ルクラからEBC・カラパタールに行った後、チョラパスを通ってゴーキョ(Gokyo)を経てルクラへ戻るルート。
エベレストトレッキングには「Kongma La Pass・Cho La Pass・Renjo Pass」という3つのパス(峠)があり、この3つをすべて通ると3Pass制覇といって、全てのパスを通ったことになります。
ルクラ〜EBC〜ゴーキョのルートは最短でCho La Passのみを通るルート。最長で先ほど紹介した3つのパスを通るルートがあります。
最短で15日程度。3パス全てを通るとなると20〜25日間は必要です。
その他
エベレストトレッキングのルートは上で紹介した2つのコースがメインのルートで、このルートに各々で少しアレンジを加えたりしていくことになります。
上級者の方はエベレストトレッキングの途中でアイランドピーク・メラピーク・ロブチェピークなどのピーククライミンング(標高6000m超え。アイゼンやピッケルなどの道具が必要)を加えたりします。
また、ほとんどの方はカトマンズから飛行機でルクラへ飛び、ルクラからスタートしますが、中にはカトマンズからジープでジリ(Jiri)もしくはサレリ(Salleri)・パプル(Phaplu)へ行って、そこからトレッキングを始める人もいます。
ジリはまだカトマンズールクラ間の飛行機がなかった時のエベレストトレッキングのスタート地点です。
ジリ→ルクラは大体5〜7日。サレリ→ルクラは3〜5日ほど。実際にトレッキングする際はルクラの近くを通るだけでルクラは通らないのですが、目安として所要日数はだいたいこんな感じ。
以上がエベレストトレッキングの主なコースです。
エベレストトレッキングにかかる費用について
エベレストトレッキングにかかる費用を大まかに分けるとこんな感じですね。
・日本ーカトマンズ間のフライト
・カトマンズールクラ間のフライト
・トレッキング中にかかる費用
・トレッキングに必要な持ち物や装備の購入費用
日本の旅行会社やカトマンズにある旅行会社に手配してもらう方も多く見受けられました。また、ガイドやポーターを雇う場合は、カトマンズの旅行会社で手配してる人が多かったですね。
僕はガイドやポーターを雇わずに個人で全て手配しました。
日本ーカトマンズのフライト
僕は途中でバングラデシュの旅行も挟んだのですが・・・
カトマンズまでのフライトはスカイスキャナーやGoogle Flightで簡単に調べることができます。だいたい10万円前後が相場といった感じでしょうか。
カトマンズールクラ間のフライト
会社の有給をとってギリギリのスケジュールで訪れている方は、日本の旅行会社を使ってチケットを購入したほうがいいのかなと思いました。
時間に余裕のある方はカトマンズに到着してから手配しても十分に間に合います。シーズンによって左右されるでしょうが、2018年10月時点では、片道US160~US170ドルが相場といった感じです。
ちなみに、この区間は、天候に左右されやすくわりと頻繁にフライトキャンセルされたりしますよ。
また、JiriやSalleri・Phapluからスタートする場合は、カトマンズにある旅行会社でバスやジープの手配ができます。
僕はカトマンズーSalleri間のジープをUS25ドルで手配してもらいましたが、当日乗ったのはバスでした・・・
帰りは、ルクラーカトマンズをUS165ドルで手配してもらいました。
エベレストトレッキング中にかかる費用
これは、詳しく書くと長くなるので、ざっくりと表すと「日数×3000ルピー」くらいです。
詳しくは別記事にまとめているので、そちらをどうぞ!
エベレストトレッキングに必要な持ち物や装備の購入費用
これも個人でだいぶ変わってきます。何も持ってない人はそれなりに費用がかかりますし、すでに揃ってる人はほとんど費用はかからないでしょう。
ぶっちゃけ何持って行けばいいの?と思う方も多いかと思いますが、別記事にエベレストトレッキングに必要な装備や持ち物をまとめているので、こちらを参考にしてください。
結局、トータルでいくらかかるの?
トレッキングに必要は装備や持ち物をほぼ全て持っている人は、日本ーカトマンズ間のフライト・カトマンズールクラ間のフライト・トレッキング中にかかる費用を全て合わせて、だいたい20万円くらいです。
この20万円に必要な装備・持ち物の購入費用を加えた金額がエベレストトレッキングにかかる費用の合計となるでしょう。
先ほども紹介しましたが、エベレストトレッキングの費用に関しては別記事に詳しくまとめているので、そちらを参考にしてください。
>>エベレストトレッキングにかかる費用はトータルでいくらなのか?【個人手配の場合】
エベレストトレッキングに必要な装備・持ち物について
先ほども紹介した通り、これに関しては別記事に超くわしくまとめているので、そちらの記事を参考にしてください。
>>エベレストトレッキングに必要な装備・持ち物についてわかりやすく解説!
エベレストトレッキングはトレッキング初心者でも可能か?
これは僕の持論になってしまいますが、十分に可能です。
エベレストトレッキング自体はそこまで険しい道を歩くわけではありません。50代・60代くらいのグループもよく見かけました。
ただ、トレッキングで通る道そのものは険しいわけではないのですが、いかんせん標高が高いので高山病には細心の注意と対策が必要です。
逆に言えば、高山病さえなんとかすれば誰でもエベレストトレッキングは可能だと言えるでしょう。
カトマンズでオススメのホテルについて
エベレストトレッキングへ行くとなると、カトマンズに数日ほど滞在するという人がほとんどでしょう。
僕自身もカトマンズに滞在したので、いくつかホテルを利用しています。
その中でもおすすめと言えるホテルを記事にまとめました。
Yakety yak Hostel
1泊1000円ちょっとするタメル地区にあるドミトリー宿。個室もあります。
僕はドミトリー宿に泊まったのですが、とても快適に過ごすことができました。思わずツイートしてしまうほどの衝撃的なクオリティですw
当然ながらトレッキングに行ってる間は不要な荷物を預かってくれます。
#カトマンズ のタメル地区中心部にあるYakety yak Hostel というドミトリー宿はマジでオススメです。
・WiFi爆速
・下のフロアはカフェでそこでも作業できる
・ロッカー完備でセキュリティ万全
・ホットシャワー出る
・各ベッドにコンセントとライト有り。
・部屋が広くて余裕ある>>続く pic.twitter.com/TOWnRNHukq
— 小田遼太郎@ネパール (@FreeS_Traveler) 2018年11月13日
>>カトマンズ・タメル地区にあるオススメのドミトリー宿Yakety yak Hostelの宿泊記
フェアフィールド バイ マリオット カトマンズ
言わずと知れた高級ホテルグループ「マリオット・インターナショナル」のホテルです。
高級ホテルとはいえ、1泊1万円ほどで宿泊できます。(シーズンによって変動あり)
長丁場になるエベレストトレッキングの後などに利用するのはいかがでしょうか?
>>フェアフィールド バイ マリオット カトマンズ宿泊記【ビジネス・トレッキング後におすすめ】
僕のエベレストトレッキングの体験談
今回挑戦した僕のエベレストトレッキングの体験談を1日ごとに記事をまとめてみました。
下の記事はその体験談をまとめたページとなります。
こちらの記事に全21日間のそれぞれの体験談の記事を載せているので、よかったら参考にしてみてください。