2019年3月。僕は群馬県四万温泉にある小さな旅館で仲居として働いてきました。旅館名などの詳細は念の為伏せておきますが、規模としては客室数が15~20室です。かなり小さめの旅館です。
仲居というと女性のイメージがあるのですが、男性でも仲居はできます。というか、僕が働いていた旅館は社員・派遣合わせて3人の男性の仲居がいました。
以前、僕は100室を超えるような大きい旅館でも働いたことがあります。そこでは仲居ではなく裏方業務でしたが、どんな感じで仕事していたのかは業務上手伝ったりもしていたので、ある程度把握してました。(そこで働く仲居さんは全員女性でした。)
やはり、客室数の多い旅館と少ない旅館ではそれぞれ違った特徴があります。ちなみに、男性仲居と女性仲居で業務内容が異なるということは今回働いた旅館ではありませんでした。
小さな旅館は業務内容が幅広い
例えば、大きい旅館であれば調理場から客室に出す料理や宴会場に出す料理などを振り分けて、それぞれの配置にいる仲居さんのところまで料理を届ける「番頭」という業務が存在します。番頭という名前ではなくともそういった係の人が必ずいます。
箱根で旅館内の和食レストランで接客として働いた時も番頭さんがいたので、僕は番頭さんから運ばれてきた料理をお客さんの元へ配膳するだけでした。
なので、仲居さんはただ運ばれてきた料理を出すだけで良いのです。(その分お客さんの元へ料理を配膳する量が多い)
しかし、小さな旅館では建物も小さい(食事処と調理場が近い)ですしお客さんも少ないです。なので、基本的に仲居が直接調理場まで行って料理を持って行ったり、料理長に何をいくつ作って欲しいかなどの発注をかけたりします。
つまり、小さな旅館では仲居と番頭を兼任するような感じで業務内容がとても幅広いです。
業務内容は幅広いが、仕事量はそんなに多くない
小さな旅館だとそもそも忙しいとはいえ客室数が少なく、とんでもなく忙しくなることはありません。
そもそも「小さな旅館=高級〜超高級」なところが多く、どちらかというと丁寧さを求められます。
大きい旅館だととにかくお客さんが多くどうしてもスピード重視になりがちなので、体力的にキツく感じる人も多いようです。
なので、体力に自信のない方は小さな旅館の方がいいと思います。ただ、細かいところまで気を使うため人によっては精神的に疲れるかもしれません。どちらも一長一短ですね。
小さな旅館では清掃業務も行うことがある
旅館によって異なるかもしれないので、「清掃業務を行うことがある」という表現にしました。
僕が今回働いた旅館では、仲居業務に客室清掃も含まれていました。ごく普通の裏方業務です。
なので
「朝食配膳→客室清掃→中抜け(休憩)→夕食配膳」
というのが1日の仕事の流れでした。
仲居業務で客室清掃を行うことは大型施設ではまずないかと思います。○野リゾートのように、全員が全ての業務をできるようにという方針を取っているところは別ですが。
こういった特殊例を除いて、大きいホテル旅館では接客・仲居業務担当の人が客室清掃することはないでしょう。客室清掃は、客室清掃担当の人が掃除をします。
仲居業務ではメニューを覚え、清掃業務では掃除の仕方など一通り覚える必要があるため覚えることだらけで最初は大変に感じるかと思います。
ちなみに、僕はホテル旅館での仕事はフロント業務以外は経験済みなので、他の人よりは仕事に慣れるのが早かったかなと。それでも、覚えることが多くて最初は大変に感じました。
人間関係はかなり職場に左右される
小さな旅館の場合、そこで働く従業員全員と関わることになります。大きい所であれば違う職種の人とは全く関わらないなんてこともあるのですが。
なので、周りにとても恵まれることもあるし全く合わずとても大変に感じることもあるでしょう。こればかりは行ってみないとわかりません。
気になるのであれば、派遣会社に「過去に人間関係で途中で辞めた人いますか?」という風に聞いてみてください。こういう質問はきちんと答えてくれるはずです。
派遣会社はヒューマニックを利用
今回、四万温泉で働いたのはトータル20日間。ここまで短期間の案件は初めてです。このように1ヶ月未満の超短期案件はヒューマニックがとても強いです。
この他に僕がよく使っているのはグッドマンサービス。短期案件は弱いのですが、とにかく他の派遣会社よりも時給が高いのが特徴。
3ヶ月以上働く場合、僕はいつもグッドマンサービスを通して働いています。
リゾートバイト定番の派遣会社4つを比較した記事も書いているので、よかったらこちらの記事も参考に自分にあった派遣会社を探してみてください。